元国税職員さんきゅう倉田です。好きなホイールは「泡盛のフレーバーホイール」です。
前回は、レストランと酒屋でのワインの選び方を紹介しました。今回は、渋谷に展開する3つの酒屋の特徴とおすすめのグラスをまとめています。
エノテカ
高級感とゆとりのある内装。どの店舗にも概ねワインを飲むスペースが設置され、ふらっと寄ってグラスワインを飲むことができる。店舗ごとにテイスティングセミナーや生産者を呼んだイベントを行っている。店員さんはほとんどソムリエで、人数も多いので、質問が容易。渋谷店は高価格帯のワインのコーナーが設置されている。ぼくは、デートの待ち合わせをエノテカにして1杯飲みながら待ったり、デートの合間に立ち寄って喉を潤したりしていた。
やまや
店舗が大きく、ワインの種類が豊富である。また、ポートワインやシェリー、ブランデーといった葡萄で作られたワイン以外の酒も多い。日本酒やビール、ウイスキーもたくさんあるし、パスタやオリーブオイルなど飲み物以外も購入できる。ぼくは、1個68円のトマト缶をたくさん買って、家でスパイスカレーを作っている。
信濃屋
床面積は広くないが、圧縮陳列と細い通路で良いワインを揃える。期間を限定して値引いたワインが必ずあり、ぼくはいつもその中から選ぶ。渋谷店は白ワインの品揃えがやや寂しいが、ボルドーとブルゴーニュの赤は豊富だ。稀に、1万円程度のワインを40%ほど値引いていることがあり、見つけると高揚する。 去年、滅多に見ない15年以上前のアルザスリースリングが3,000円で大量に売っていて、試しに買った。圧倒的な旨味だったので、その後3回買ったことを覚えている。割安なワインと出会える店だ。
ワインは、常温や光にさらし続けると劣化するため、ワインに愛を持っていない酒屋での購入には少し不安を感じます。ワインを買うなら、街の何でも置いている酒屋ではなく、ワインを中心に扱っている酒屋に入りましょう。
また、世界中で星の数ほどのワインが作られており、商品名を把握するのは有名な生産者でない限り困難です。そのために、品種や産地の特徴を覚えるわけですが、それには時間がかかります。
だから、価格で選びます。初心者がワインを選ぶときは、価格で選ぶ。それが最も簡単で合理的で失敗しない選び方です。
自宅で飲むためにグラスを買おう
酒屋で良いワインを買っても、グラスが100円均一では、少し寂しい。自宅用のグラスを何脚か購入しましょう。ワイングラスは、ワインの色や品種によって形状が異なるため、こだわるのなら複数用意します。
我が家には8脚ありますが、陳列棚があれば、もう少し増やしたいと思っています。おすすめのグラスを紹介します。
リーデル
レストランやワインにこだわる店に行けば、大抵リーデルを使っている。とても軽く、薄いので飲んだときの口当たりが良い。初めて持ったときの驚きは今でも忘れない。必ず、あなたにも特別な体験をさせてくれる、それがリーデル。4,000円くらいで購入できる。青山一丁目にリーデル本店があって、グラステイスティングセミナーをやっている。ワインをリーデルのグラスで飲んで、グラスを持ち帰ることができるのだ。グラスの代金に加えて、1,000円程度で飲めるし、ソムリエの解説も聞けてとても良い。駅に隣接しており、デートで行くのも良いだろう。もちろん、ネットでも購入できる。
シェフ&ソムリエ
ソムリエの世界大会で使用されているのを見て以来、購入している。価格が1,200~2,000円程度と安く、しっかりしているので持ち運びもしやすい。ぼくは、ワイングラスを持っていない友人にはシェフ&ソムリエを贈る。ECサイトによって価格が大きく異なるが、楽天の中で最安値を見つけると良い。ぼくはAmazonユーザーだが、このときばかりは、楽天に頭を垂れる。木村拓哉さんと鈴木京香さんがミシュランの星獲得を目指すドラマ『グランメゾン東京』で、鈴木京香さんの家でワインを飲むシーンでも使われていた。画面に一瞬映っただけでもわかる特殊な形状が、シェフ&ソムリエの特徴だ。
どちらのメーカーも、品種ごとにたくさんの種類のグラスを提供しています。棚とお金に余裕があれば、様々なグラスを購入しましょう。懐に余裕があれば、リーデルがおすすめです。ただし、デリケートなので、酔って割らないように注意しましょう。家にがさつな若手芸人が来るような場合は、リーデルはすすめません。
2回にわたって、ワインの選び方を解説しました。さっそく、ワインに愛のある酒屋を近所で探して、5,000円くらいのワインを買って、グラスを用意して、ソムリエナイフ(1,000円以下で買えます)も用意して、ワインを飲んでみてください。きっと、ワインの素晴らしさを感じることができます。
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