新型コロナウイルス感染拡大のため、在宅勤務を始めた、始める予定の方は少なくないはず。「自宅は寝るために帰るだけで、仕事ができるような環境じゃない」と慌てるビジネスパーソンもいそう。

「これだけあれば大丈夫」という最小限セットをメーカー広報さんにご紹介していただきました。

  • 自宅のテレワーク環境に満足していますか?(写真:マイナビニュース)

    自宅のテレワーク環境に満足していますか?

ネットユーザーに人気の「だんぼっち」って?

動画コンテンツをテーマとしたイベント「ニコニコ超会議2」で話題を集めた「だんぼっち」をご存じでしょうか。カラオケ配信サービス「JOYSOUND DIVE」のイベントブースで展示されたダンボール製の簡易ブースのことで、来場者たちの目を釘付けにしました。

「だんぼっち」の当初の製作目的は「会場内のその場で歌えること」でしたが、段ボールという手軽な材料と防音性、そして適度に狭くてなんと居心地の良いことか。

これが自宅にも欲しい! と強い要望が湧き上がったことから、晴れて製品化されました。

製造・開発は以前よりハニカムダンボールを使用した防音設備の研究をしていた神田産業が担当し、販売はバンダイナムコグループの子会社であるVIBEが担当。

2013年より一般販売がスタートし、2020年現在、だんぼっち事業は神田産業が承継しています。

テレワーク時代を先取りした画期的商品

だんぼっち販売開始から約7年、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けて、テレワークを導入する企業からの購入や問い合わせが急増しているとのこと。

確かに、家族と同居しているテレワーカーにとって、一人の空間は非常に貴重。神田産業の営業技術課・石澤秀忠さんに聞いてみました。

石澤さん「これまでは、ユーチューバーの方が、自宅で『歌ってみた』などを収録するためのブースとしてご購入いただいておりました。最近では、テレワークでの利用も増えたと推察されますが、ステイホームのため自宅でゲームに集中したり、楽器を演奏したりなど、仕事以外の楽しみの用途でもお求めくださっているようです」。

なるほど、仕事はもちろん大事ですが、「おうち時間」を充実させるために趣味に投資することも大事ですよね。この視点は忘れていました。

だんぼっちの種類はさまざま

2013年の誕生から、背の高いタイプやワイドタイプなど、現在はバリエーションも増えています。用途に応じて選ぶ楽しみがありますよね。商品ラインアップは以下の通りです。

  • スタンダードなタイプの「だんぼっち」(税込7万5,900円~) 提供:神田産業

    スタンダードなタイプの「だんぼっち」(税込7万5,900円~) 提供:神田産業

  • 中に入って立てるサイズの「だんぼっちトール」(税込9万4,800円~) 提供:神田産業

    中に入って立てるサイズの「だんぼっちトール」(税込9万4,800円~) 提供:神田産業

  • スタンダードタイプより、幅が約1.4倍の「だんぼっちワイド」(税込10万3,100円~) 提供:神田産業

    スタンダードタイプより、幅が約1.4倍の「だんぼっちワイド」(税込10万3,100円~) 提供:神田産業

  • スピーカーやモニターなどを持ち込める「だんぼっちグランデ」(税込11万5,900円~) 提供:神田産業

    スピーカーやモニターなどを持ち込める「だんぼっちグランデ」(税込11万5,900円~) 提供:神田産業

なお、送料は別途必要となります。そして、比較用に並べた写真が以下です。

  • だんぼっちの全ラインアップ 提供:神田産業

    だんぼっちの全ラインアップ 提供:神田産業

就職・転職でのWeb面接に重宝

最後に、「その他のお勧めの使い方があったら教えてください」と聞いたところ、「先日お問い合わせをくださったお客様は、Web面接に使用したいとのことでした」との答え。

特に中途採用の場合、業務内容を踏まえた面接となるので、話される内容は機密情報として扱われることが多いです。もちろん就職活動での面接でも、家族の邪魔が入らないよう心がけたいところ。

騒音などの対策をしっかり行い、万全の態勢で臨んだほうが面接でも商談でも集中して臨めますよね。給付金の10万円の使い道……だんぼっちもあり?