Sublime TextでできることはAtomとよく似ているので、基本的な使い方は連載『テキストエディタ Atom入門』が参考になるだろう。
今回はSublime Textでインストールされているパッケージを有効にする方法と、新しくパッケージをインストールする方法を紹介する。パッケージをインストールすることでさまざまな機能を追加できる。
Vi/Vim風ナビゲーション「Vintage」の有効化
Sublime Textでは「Ctrl-Shift-P」または「Cmd-Shift-P」でコマンドパレットを表示させることができる。コマンドパレットには自動補完機能がついているので、命令の一部を入力すればそれが含まれる候補が表示される。
ここに「enable」と入力すると「Package Control: Enable Package」が候補に表示されるのでそれを選択する。
まず、インストールされてはいるものの無効になっているパッケージを有効化してみよう。
Sublime TextにはVi/Vim風のナビゲーションを実現するための「Vintage」というパッケージがインストールされている。AtomでVi/Vim風キーバインドを使う方法を取り上げたことだし、ここで有効にしてみよう。
先ほどの入力に続いてvintageと入力して有効化する。
Vintageパッケージの機能で基本的なナビゲーションはVi/Vim風の操作で実施できるようになる。
Vim系の他パッケージをインストール
Sublime Textにはこれ以外にもVim系の機能を実現するパッケージが存在しているので、そちらをインストールして使ってもよいだろう。
最初はパッケージの機能が有効になっていないので、コマンドパレットで「Install Package Control」を選択し、「Package Control」をインストールする。
Package Controlのインストール成功 |
インストールが完了するとコマンドパレットに「Package Control: Install Package」という候補が表示されるようになるのでそれを選択する。
次に表示される入力フィールドからインストールしたいパッケージを選択する。「vim」と入力すると関係するパッケージがリストに表示されるので、使えそうなものを選択してインストールしてみるとよいだろう。
キーワードを入力すると関連したパッケージのみが表示される |
インストールしたパッケージは無効化することもできる。コマンドパレットで「Package Control: Disable Package」を選択して、無効化するパッケージを選択すればオッケーだ。
違いはあるがSublime TextとAtomのできることはよく似ているし、操作方法も似ている。Sublime TextとAtomのどちらを使うかは好みの問題になってくるところがある。片方だけ使ったことがあるという場合には、ぜひもう片方を使ってみて体験してもらえればと思う。作業の効率化につながるかもしれない。