2011年にデザインが一部変更になったつり橋は、強度とともにスリル感が大幅アップした

穴場スポット

宮崎県東諸県郡綾町の「照葉大吊橋」

基本情報

照葉樹林一帯が九州中央山地国定公園に指定された2年後の1984年に架橋された、長さ250.0m、高さ142.0mの歩行者専用つり橋。架橋当時は歩行者専用つり橋として日本最大の高さであったが、2006年に九重"夢"大吊橋(高さ173.0m、大分県玖珠郡九重町)に破られた。

老朽化のため2010年より架け替え工事が始まり、2011年10月に完成。橋の規模は以前と同じだが、設計荷重は一度に800人が渡れる60tから、一般道路橋基準である100tに強化された。また、下を見通せるようにと足場の一部が網状になっており、大自然の中でスリルを味わうこともできる。

つり橋を渡りきると、山の斜面に沿った自然遊歩道が約2kmに渡り続いている。照葉大吊橋がつなぐ綾川渓谷の照葉樹林は、中心部の面積が約1,700ha、周辺部分を加えると約3,500haと国内最大規模の大きさを誇る。原生の動植物生態をそのまま残した豊かな自然を、音やぬくもり、彩り、香りなどを通じて体感できる。

地図

投稿者のコメント

完成した当時は歩行者専用としては日本一の高さを誇るつり橋でした。壮大な照葉樹林に負けない大迫力の橋です。(mitsuさん・愛知県・35歳男性)