新連載「主婦が新聞読んで聞いてみた」では、商社出身のフリーライターで主婦の楢戸ひかる氏が、新聞を読んで疑問に思ったテーマを、主婦目線で調べて読者の方々と共有します。


ギラギラした暑い夏がやってきた! 夏はとかく台所に立つのが、辛い季節。最近、新聞で「コンビニの販売が好調」というニュースをよく見かけるが、コンビニのサービスを使って、家事負担を軽減できないかしら? 聞いてみた。

ファミリーマートからの提案

夏に食べたくなるカレーに最適なのが、下ゆで野菜 煮込み料理用295円(税込318円)。大き目にカットしたじゃがいもと人参に玉葱も加え、時間をかけてゆっくり茹で上げています。茹で汁も中身に入っていますので、料理の際に使われると料理の美味しさアップに繋がります。

主婦的視点でチェック

食欲が落ちる夏こそ、スパイシーなカレーで食欲増進! それに根菜類をたっぷりとれるのは、生野菜に傾きがちな夏の食卓には嬉しい。でも、ジャガイモを洗って皮を剥いてという「一からスタート」するのは、気分が萎える。その過程を省いて、「台所に立つ気持ちになる対価」として、二人分318円は充分アリ。 

ローソンからの提案

夏は暑くて、揚げ物なんてムリ! という時には、ローソンで。食卓向け惣菜からおつまみまで。カット野菜も添えておすすめします。

揚げ物&おつまみ

カット野菜

主婦的視点でチェック

実は我が家の最寄りコンビニは、ローソン。冷蔵庫が空っぽで大雨の日に、ゲンコツチーズメンチ 167円(税込180円)を買ったことがある。1個が大きいので、これにカット野菜とトマトを添えれば、メインディッシュとして合格! と感じた。

セブン-イレブンからの提案

セブンミール」についてご紹介させていただきます。本サービスは、管理栄養士が監修した日替り弁当やお惣菜を中心に約1,000品目を取り扱っており、高齢者の方だけでなく、働く主婦の方(忙しい)、子育て世代の方(あまり外に出られない)からもご支持いただいております。

主婦的視点でチェック

セブンミールやセブン-イレブンで取り扱うセブンプレミアムのパウチ惣菜は、スーパー(イトーヨーカドー)でも、コンビニでも同じ価格。「週末はスーパーでまとめ買いして作りおき」が、お財布に優しい、主婦の定番技だったが、スーパーもコンビニも同じ価格なら、近所のセブン-イレブンで、その都度、必要なものだけを買った方が、最終的には経済的かもしれない。それだと「冷蔵庫にある作りおきおかずをずっと食べ続ける」ということもなく、その日の気分でチョイスできるので、食卓を整える買い物を、もっと軽やかに楽しめると思った。

主婦的感想

「私は、コンビニを愛用しています」。主婦として、そんな言葉はなかなか言いづらい。「コンビニ弁当」という言葉に象徴される、家事をサボっている感。「スーパーよりも価格が高い」という思い込み…。けれども、今回、取材をしてみて、そう思っている私が時代遅れなのだと思った。

コンビニは、日々、進化している。地域の中にある便利なインフラとして、その機能を使いこなしてこそ、賢い主婦なのでは? 上手に使えば、「食事の準備が億劫」という、後ろ向きの理由での外食や中食の回数は減らせて、お財布にも優しい。

この夏、まずは最寄りのコンビニを覗いてみよう。クーラーの効いた店内を歩いてみれば、新しいメニューを思いつくのでは?

筆者プロフィール: 楢戸 ひかる(ならと ひかる)

1969年生まれ 丸紅勤務を経てフリーライターへ。中学生と小学生の男児3人を育てる主婦でもある。メルマガ「主婦が始める長期投資」(メルマガ申し込みは、「主婦er」より)を書き始めて、視野の狭さを痛感。新聞を真面目に読もうと決意し、疑問点は取材に行く所存。