車でのサーフトリップに必要不可欠なグッズを紹介するこの企画。後編は、アフターサーフを快適に過ごすためのお役立ちアイテムを中心にお伝えしていく。

(6)お湯

保温ケースの価格相場は3,000円前後

サーフポイントにも色々あるが、駐車場の近くにシャワーはないと思っておいたほうがいい。帰りのドライブタイムを全身塩まみれで帰りたくなかったら、ポリタンクに水またはお湯を入れて持って行こう。容量は、サーフボードを洗う分も含めて20リットル前後入れば十分だ。満タンの状態のタンクから、自分の頭に水をかけなければならないので、それ以上大きいと重くて持ち上がらないという残念な事態になる。もっとも、ポリタンクにポンプをセットして使う、手動や電動の簡易シャワーを買い足せば、タンクを持ち上げる必要がなく、より快適に水浴びができるだろう。また、冬場にお湯が冷めるのを防ぐ保温ケースも売られている。早朝に入れたお湯のあたたかさをサーフィン後までキープできる、冬サーファーの冷え切った体にうれしいアイテムだ。

(7)バケツ

サーフポイントの駐車場には、更衣室もないのが普通だ。そこで、クルマの周りでウェットスーツを脱ぐことになるのだが、駐車場の地面が舗装されていないと、脱いでいる間に濡れたウェットスーツに砂や土が付着し、ドロドロになってしまう。そうなるのを防ぐのに便利なのが、膝下あたりまですっぽり入れる大きなバケツ。バケツの中に立った状態でウェットスーツを脱げば泥の付着はかなりおさえられるし、そのまま濡れたウェットや水着を収納できる。フレキシブルに変形する柔らかいプラスチック製のものが、2,000円~3,000円程度で出回っているので備えておこう。

(8)雑巾

体を拭くバスタオルとは別に用意しておきたいのが雑巾だ。サーフボードを濡れたままボードケースに入れると劣化の原因になるので、表面の水を拭きとる布を常備しておくと重宝する。

(9)その他便利グッズ

他に、あるとなにかと便利なのが、メイク落としクロス、ハンガー、レジャーシート、などだ。コンビニなどでも売られている、ふき取るタイプのメイク落としは、サーフィン後、水では落ちない日焼け止めのベタつきが気になる人におすすめ。レジャーシートは、夏場にフロントガラスを覆い、車内温度の上昇を防ぐ日除けとして使えるほか、ウェットスーツや水着のままポイントを移動するときなどに座席に敷く防水シートにもなる。ハンガーは、濡れものをちょっと干して水切りするのに便利だ。

(10)サーフポイントガイド

「Beach Combing Magazine(ビーチコーミングマガジン)2008」

最後に、サーフィンライフを充実させてくれるフリーペーパー「Beach Combing Magazine(ビーチコーミングマガジン)」を紹介したい。毎年春、4月下旬頃に発行され、全国のサーフショップや飲食店、宿泊施設、駐車場などで無料で配布されている。全国のサーフポイントのブレイクの特徴や水温に適したウェットスーツが記載されており、どのポイントに行くかを決める貴重な情報源になる。また、周辺の詳細な地図が掲載されているので、初めて訪れるポイントへもスムーズにアクセスできるだろう。さらには、エリア毎のお祭り情報やお土産情報、周辺の宿・飲食店のレビューといった、波乗り+αのお楽しみ情報が添えられているのもうれしいところだ。[サーフポイントでの禁止事項]や[タイドグラフ]などの基礎情報も完備したサーファーのためのイエローページとでもいうべきもの。見つけたら1冊ゲットして、クルマに積んでおこう。