人生における30代は、悩み多き年代と言えるのではないだろうか。就職間もない20代に比べ、結婚や出産といったライフステージの変化を経た人が圧倒的に多くなり、年収や貯金額も同世代間で差が付き始める。それに伴い、悩みの種も増えてくるというわけだ。

そこで本特集では、30代の悩みとしてあげられることが多い「結婚」「貯蓄」「健康」「住宅購入」の4テーマに関し、各分野のエキスパートによるアドバイスを紹介する。今回のテーマは「結婚」。30代独身男性専門の恋愛アドバイザーであるアモーレ石上氏に、結婚するために必要なプロセスをうかがった。

  • 結婚するために必要なこととは?

    結婚するために必要なこととは?

出会いから女性を彼女にするまで4つのステージ

30代の独身男性が独身を脱出するために、何をすることが必要だろうか。 まずは彼女を作るためのプロセスを明確に描くことが重要だ。女性と出会ってから、その女性を彼女にするまで4つのステージに分かれていると私は考えている。

ステージ1

1つ目のステージは、まず女性の連絡先を入手することだ。今であればLINEの連絡先を手に入れることが 一般的だろう。

ステージ2

2つ目のステージは、連絡先を手に入れた女性を1回目のデートに誘い出すことだ。1回目のデートは女性にとってみれば、言わば試食のようなもの。「生理的に無理じゃなければ」「美味しいご飯をおごってくれるから」といった理由で、とりあえず1回目のデートに応じてくれる女性は意外と多いものだ。

ステージ3

しかし、1回目のデートでよほど高得点を取らないと2回目のデートに進むことはできない。2回目のデートに進むのは極めてハードルが高い。なので、2回目のデートに進むことこそ、あなたが目指す3つ目のステージだ。

ステージ4

早ければ2回目のデートで女性を口説くこともあるのかもしれない。2回目のデートでなかったとしても、3回目、4回目とデートを重ねるにつれ、どこかの時点で女性を口説くことになろう。そうして最終的に交際することになったり、大人の関係を構築したりすることが女性を落とすことだ。これが最終の4つ目のステージである。

この際に大事なのが、それぞれのステージでどれくらいの人数の女性を確保しておくかということだ。

例えば、女性のLINE 連絡先を入手する第1のステージ。ここでの女性の人数は最低100人を確保しておきたい。第1のステージから第2のステージに進める女子の割合は、3割もいれば十分だ。逆に言うと、7割はふるい落とされるということだ。

そうすると初回デートに行ける女性の数は30人ということになる。そして、そこから2回目のデートに誘い出せる女性の割合もまた、3割に到達すれば高い数値と言える。そうすると2回目のデートに応じてくれる女性の数は9人になる。

そこから最終的に落とせる女性の割合、これも3割を目指したい。そうすると最終的に落とせる女性の数は3人ということになる。

どうだろうか。 あなたの今の恋愛状況と比較すれば、好みの女性3人と交際できる状態は十分女性にモテている状態と言える。

実際に女性と出会う場所は?

では、実際に女性と出会う機会には、どのような種類があるだろうか。よく「異性との出会いがない」と嘆く男性がいるが、そんなことはない。今の日本の世の中は、歴史上最も出会いに恵まれた時代だ。ここでは代表的な出会いの機会をいくつかご紹介する。

1つ目の出会いの機会は、合コンもしくはパーティーだ。合コンとパーティーの違いは明確にあるわけではない。一般的に合コンは着席スタイルで人数も多くて20人未満。パーティーと言うと、さらに大人数で立食や半立食形式のケースが多い。

合コンの利点は一度の参加で多くの女性の連絡先を手に入れることができることだ。また、パーティーに参加すると、より多くの女性と連絡先を交換することができる。ただ合コンと違って女性が自由に移動しやすいので、話がつまらないとすぐに女性に逃げられてしまう。なので特にパーティーのときは女性と初対面時のトーク力が重要である。

2つ目の出会いの手段は街コンだ。街コンに参加しようと思ったら、街コンの最大手ポータルサイトである「街コンジャパン」を活用するのがいいだろう。このサイトで検索すれば、あなたの住むエリアで開催されている街コンを手軽に検索することができる。

このとき、1つ注意がある。それはそのイベントが自由に女性と連絡先を交換できるかどうかだ。イベントによっては男女それぞれが気に入った異性の名前を提出し、お互いマッチングした場合だけ連絡先を交換できるシステムを採用しているケースがある。このシステムだとマッチング成立時のみ連絡先が交換できる。逆に言うとマッチングしないと誰とも連絡先が交換できない。

女性の連絡先の数を可能な限り増やす戦略には合致しない方式のイベントだ。なので女性と自由に連絡先を交換できるイベントに参加することが大事だ。街コンジャパンのそれぞれのイベントページの下の方を見ると主催者の電話番号が載っている。案内文だけで不明な場合は直接主催者に電話して確認をしよう。

3つ目にお伝えするのが相席レストランだ。相席レストランと言うと老舗の「相席屋」、高級感を売りにした「オリエンタルラウンジ」「ロハス銀座」などが有名だ。 相席レストランに行ったときに重要なのはチェンジができるかどうか。相席屋、オリエンタルラウンジとも店の制度として権利自体が存在している。しかし、チェンジを依頼しても店の混雑状況や女性の入店状況によって、希望通りチェンジができないことがある。

女性のチェンジができないリスクを避けたいのであれば、最もお薦めなのがロハス銀座だ。ロハス銀座では「スクランブルマッチング」というシステムを取っており、これは20分ごとに男性が席を移動するシステム。たとえあなたが好みじゃない女性に遭遇したとしても、20分我慢すれば次の女性と話をすることができる。

4つ目はマッチングアプリだ。マッチングアプリで好みの女性と出会うために重要なのはプロフィール文と写真だ。プロフィールは女性が共感して「いいね」を押しやすい内容にする必要がある。写真も爽やかな上半身の写真が好まれる傾向がある。できればプロのカメラマンに撮ってもらうのがいいだろう。

5つ目は結婚相談所だ。真剣に婚活している女性と出会いたいのであれば、結婚相談所に登録することをお薦めする。ただしこのとき、一点認識しておくべきことがある。 結婚相談所に登録している女性は本気で結婚を考えているので、一見すぐに仲良くなりやすいと考えていないだろうか。

しかし、これは大きな間違いだ。結婚相談所に登録をしている女性は結婚に真剣であるがゆえに相手男性に対して非常に厳しい条件を課す。そのため、その女性の考える条件の大部分にあなたが適合しない限り、そもそもマッチングして会う段階にまで到達できない。また入会料やお見合いセッティング料、成婚料など様々なコストがかかるのも結婚相談所の特徴だ。結婚相談所に入会して得られるメリットがコストに見合うか、よく検討の上、入会の是非を判断しよう。

女性を喜ばせるために必要なトークのテーマ

さて、実際に女性と出会ったら重要なのは女性を喜ばせるトーク力だ。この時注意しなければいけないのは、自分がたくさんしゃべるのではなく、いかに女性に楽しく話してもらうかという「話させる力」に注力することだ。女性に気持ちよく話してもらうためには、女性の好きな話題、女性の好きなテーマを選好することが重要。そこで今回、女性に気持ちよく話してもらうための9つのテーマをお伝えしておこう。

9つのテーマは 漢字9文字で覚えてしまうのが簡単だ。具体的には「衣食住遊学人健仕家」の9つだ。漢字を見ればおわかりだろうが、それぞれ次のことを表している。

衣 洋服・ファッション
食 食べ物・レストラン
住 住まい・出身地
遊 趣味・特技・好きなこと
学 学生の時の専攻・習いごと
人 性格・共通の知人
健 ダイエット・美容
仕 仕事・転職
家 家族・家庭

この9つを頭に入れて、女性がどのテーマなら話しやすいかを探り当てよう。

以上、お伝えしたように、まずは女性と出会ってから彼女になるまでの4つのステージを理解しよう。その上で具体的に女性と出会う現場へと足を運ぶ。そして実際に女性と出会ったら、女性があなたと一緒にいて楽しいと思えるトークを展開する。

これを励行することによって、あなたは30代で独身を脱するためのきっかけをつかむことができる。 元号も変わった令和元年、あなたが理想のかわいい彼女を手に入れて、豊かな人生を送るためのヒントを手にすることを願ってやまない。

筆者プロフィール:アモーレ石上

1973年生まれ。埼玉県狭山市出身、在住。慶應義塾志木高等学校、慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、和光証券(現みずほ証券)、ベアー・スターンズ証券、バークレイズ証券、クレディ・アグリコル証券にて計17年営業マンとして勤務。現在は、一般社団法人スマート男子育成協会代表理事。2,000回の合コン経験と100名以上の女性との交際体験を経て、恋愛ノウハウを習得。かわいい彼女作りのノウハウを学べる「スマート男子養成講座」を展開し、理想の彼女を作り自信を持った男性を世に大量輩出することを使命としている。公式HP[「下剋上合コン術」]