こんにちは、大西仁美です。前回の腰痛解消のストレッチはいかがでしたか? 今回は股関節と大腿骨をつなぐ、普段はあまり伸ばさない小さな筋肉を中心にストレッチしてみましょう。
姿勢の歪みを解消するストレッチ
[STEP1]内股で前屈
- 肩幅より少し狭めに足を広げます。
- 両足の指先を出来るだけ内側に向けます。
- 膝を曲げないようにして前屈します。
- 前屈をしたまま、腕を左右交互に10回揺らします。
[STEP2]外股で前屈
- 肩幅より少し狭めに足を広げます。
- 両足の指先を外側に向けます。
- 膝を曲げないようにして前屈します。
- 前屈をしたまま、腕を左右交互に10回揺らします。
→→→さらにポイント!![STEP1、2共通]
ゆっくりと揺らすのがコツです。前屈は腰を丸めないように、お尻を少し後ろに突き出すような感じで前屈すると、太ももの裏の外側が伸びているのをより感じられます。また、前屈したまま身体を左右に揺らす時、上半身だけを揺らすのではなく、太ももの裏側がより伸びるように小さく揺らしてください。
~本日のメニュー~
いかがでしたか? 同じ前屈でも、足の指先の方向を変えるだけで、普通に前屈するのとは違う筋肉が伸びているのを感じる事が出来ましたでしょうか。
普段から座っている時間が長い生活をしていると、どうしても股関節周りの筋肉が硬くなり、姿勢の歪みにもつながる原因となってしまいます。姿勢の歪みは、身体のさまざまな不調を起こします。
股関節周りの筋肉を伸ばしながら、硬くなりがちな太もも裏の筋肉を伸ばして上げる事で歪みの少ない身体づくりを心掛けてみてください。
では、次回をお楽しみに!
大西仁美 プロフィール
渡米後間もなく、忙しさとストレスが原因で体重が78キロになり自信喪失。パーソナルトレーナーを雇い1年半でマイナス25キロの減量に成功。ダイエットの経験を通じて自信を取り戻し、自らパーソナルトレーナーになる事を決意。9年間アメリカ、ロスでパーソナルトレーナーとしての経験を積み、日本に帰国。帰国後、雑誌、ラジオ、インターネット、カルチャーセンターなどで活動。現在、自宅でも簡単にできるストレッチ+筋トレ「Trans 4 Fit」を展開中。著者サイトはこちら。
イラスト:どんぐりふうこ(produced by Imagination Creative)