こんにちは、大西仁美です。「30秒でメタボ脱出!? すぐできるお腹引き締め体操」は試してみていただけたでしょうか? 試してない方も、今すぐできるエクササイズが満載ですのでチェックしてみてくださいね。今回から始まる新シリーズ「30秒ですっきり! 理系のためのオフィス系ストレッチ」(全7回)では、仕事の合間に出来てしまう簡単な体操やストレッチを伝授します。身体が楽になると仕事のはかどりも随分変わってくるもの。気に入った動きなどがあれば、是非続けて習慣化してみてください。

さて、第一回目となる今回は肩こり改善がテーマです。肩こりが起こる原因はいろいろありますが、長時間のデスクワークによる肩こりに効く2つのテクニックをご紹介します。

肩こりに効く2つのテクニック

【STEP1】老廃物を流す

  1. 右手の人差し指か中指を左肩から下、左腕の付け根の下部分に当てます。
  2. 指でその近辺を強めに押しながら「痛気持ちいいツボ」を探します。
  3. 見つけたらその部分を指でぐっと押し、20秒ほど押し続けます。
  4. 反対側も同じように行います。

→→さらにポイント!

人によって微妙に場所が違うので、まずはいろいろ試してみましょう。これは病みつきになりますよ!

【STEP2】前のめりの姿勢を伸ばす

  1. ペンを1本用意します。
  2. 背中に手を回し、ペンを握ります。右手でペンの上端、左手で下端を持ちます。
  3. ペンを軽く上に引いたり、下に引いたりを2、3度繰り返します。
  4. ペンの持ち手を変えて、同じように行います。

→→さらにポイント!

腰からしっかり背筋を伸ばした体勢で行ってください。

~本日のメニュー~

一日中机に座った状態でパソコン作業などをしていると、身体のいろいろなところが痛くなったり、だるくなったりしてしまいますよね。同じ姿勢を長時間続けると、筋肉の柔軟性が低下して、筋肉の収縮がおこりにくくなり、筋肉が硬くなります。そして、筋肉が硬くなることによって血管が圧迫され、血液の循環が悪くなります。血液の流れが悪くなると、筋肉に栄養や酸素が運ばれず、排出されるべき老廃物がたまって肩こりを感じるようになるのです。

また、コンピューターに向かって前のめりの体勢で長時間座っていることで、姿勢が悪くなってしまうことも肩こりの原因の1つだと考えられます。今回ご紹介したテクニックで、筋肉にたまった老廃物を流し、前のめりになった姿勢を改善していきましょう。

では、次回をお楽しみに!

大西仁美 プロフィール
渡米後間もなく、忙しさとストレスが原因で体重が78キロになり自信喪失。パーソナルトレーナーを雇い1年半でマイナス25キロの減量に成功。ダイエットの経験を通じて自信を取り戻し、自らパーソナルトレーナーになる事を決意。9年間アメリカ、ロスでパーソナルトレーナーとしての経験を積み、日本に帰国。帰国後、雑誌、ラジオ、インターネット、カルチャーセンターなどで活動。現在、自宅でも簡単にできるストレッチ+筋トレ「Trans 4 Fit」を展開中。著者サイトはこちら

イラスト:どんぐりふうこ(produced by Imagination Creative)