JR東海道本線・山陽本線、夜明けを迎える神戸駅

早朝のJR神戸駅を訪れた。兵庫県神戸市の代表駅とされているものの、実際には三ノ宮駅や元町駅のほうがにぎわっていて、こちらはどことなく静かな雰囲気。東海道本線・山陽本線の境界駅だが、同駅発着の電車は少なく、「ターミナル駅」という印象は薄い。JR西日本は大阪～姫路間を「JR神戸線」として案内している。

とはいえ、神戸駅の重厚な駅舎はやはり魅力的。現在の駅舎は3代目で、高架化にともない1934(昭和9)年に完成。貴賓室も現存するという歴史ある建物だ。明るい時間帯に撮影された写真はよく見かけるが、夜明け前に見る駅舎も趣深いものがあった。