さて、今回は【3カ月だけお試し節約生活】の中級コースです。Part1では、3カ月で10万円貯めるのが目標でしたが、中級コースは20万円にバージョンアップします。
3カ月で10万円貯めるということは、1カ月約6万7,000円。まずは、10万円コースの(1)15日間、お弁当持参、(2)20日間、マイペットボトル持参、(3)月3回、飲み会お断りを実行します。これで3万3,000円の節約。残りは、3万4,000円です。
中級コースの基本は、外出回数を減らして、お金を使う機会を減らすことにあります。外出するから、ついあれこれ買ってしまうのです。家にいれば、余計なお金は使わずにすみます。
私が、これまでに取材した貯め上手さんの9割以上が"おうちLOVE派"。おうちごはん、おうちレジャー好きな人たちです。節約テクは数あれども、実は、外出しないことが、一番の節約なのです。
"無買(買わない)デー"を1週間続ける
お昼休みにコンビ二でデザートを買う、会社帰りにスーパーに寄って、その日食べたいお惣菜を買う、「特売」の赤札に引かれて入ったドラッグストアで、買うつもりがなかったコスメを買う……などが習慣になっていませんか? そんな調子では、1日1,000円くらいは、なんとなく使ってしまうものです。そこで、“なんとなく買い”を止めて、"無買デー"を1週間続けます。
1,000円×7日=7,000円
これを月2回、2週間、実行すれば1万4,000円の節約になります。
無買デーを成功させるコツは、食料品は週1~2回のまとめ買い。シャンプー&コンディショナー、トイレットペーパー、洗剤などの日用品は、月1回のまとめ買いにします。実は、買い物回数を減らすことは、思いのほか節約効果があるものです。
ドラッグストアの特売では、今日は洗濯洗剤、明日は5箱パックのティッシュというように、日替わりで目玉商品をアピールします。それにつられて店内に入ると、お店側の思うツボ。つい余計なものまで買ってしまうことに。日用品は、特売狙いをせずに、月1回まとめ買いした方が、ムダ買いがありません。
"なんとなく買い"をしがちな人は、お店に立ち寄らないことが賢明です。
週1回、電子マネーにチャージして乗り切る
食料品の買い物は、週1回のまとめ買いと、週半ばの買い足しの2回が理想的。残業があるからまとめ買いすると、食材がムダになりがち、まとめ買いだと、何を買っていいのかわからない……という人は、ちょこちょこ買いでも、買いすぎないテクがあります。
それが電子マネー。イトーヨーカドーやセブンイレブンで利用できる「nanaco」、イオン系のスーパーで使える「WAON」といった電子マネーに、通常の1週間分の買い物予算の検討をつけて、それよりも2,000円少なくチャージします。これで
2,000円×4週=8,000円
の節約効果があります。
週末は家で過ごす。おうち篭城作戦でムダ使い大幅カット
ムダな出費の仕分け作業も、中盤に入ってきました。次に仕分けするのが、週末のお出かけ。ちょっと買い物をして、お茶して、食事をしたら、あっという間に5,000円くらい消えてしまいます。週末の外出を月2回止めると、
5,000円×2回=1万円
が浮くことに。
週末は部屋の中を片づけたり、翌週の夕飯のおかずを作り置きするなど家にこもって過ごしましょう。
タクシー相乗りサービスでタクシー代を浮かす
ここまでくれば、あと2,000円ひねり出せば、1カ月で6万7,000円、3カ月で20万円を達成できます。
ムダな出費の最後の仕分けが、タクシー代。飲み会で盛り上がっていたら、うっかり終電を逃してタクシーを利用してしまうことが、月に1回くらいはあるもの。そんなときにタクシー代を節約するテクが、タクシーの相乗りサービスの「タクトモ.com」と「みんなでタクシー」。これは、同じ方面に帰るタクシーの相乗り希望者を検索できる携帯サイト。タクシー代が割り勘になれば、ずっと安くすみます。これでタクシー代を2,000円浮かせば、1カ月で6万7,000円が浮き、これを3カ月続ければ、20万円がクリアできるというわけです。