日ごろ、節約とは無縁の生活をしている人でも、旅行、引越し、パソコンや地デジ対応テレビなどちょっと高額な買い物、友人の結婚披露宴、車のローンの頭金……など、まとまったお金が必要になることはあるものです。とはいうものの、日ごろ、節約とは無縁の生活をしている人は、残念ながら、まとまった金額の貯金とも無縁なもの。
そこでつい、貯金はない! 節約なんて、何から手をつけたらいいのかわからない! 今からじゃ、間に合わない! と、あきらめがちに。あるいは、「いっそのこと、しばらく実家に帰って、生活費をまるまる浮かそう」とか「友人の家に居候させてもらい、光熱費を0円にしよう」などムチャぶりを発揮したり。
そんなあきらめムードになったり、無謀な行動にでなくても、大丈夫。これまで節約の「せ」の字も実行していなかった人でも、わりとムリなくできて、気がついたらお金が貯まっている方法があります。
さて、【3カ月だけお試し節約生活】シリーズでは、3カ月で10万円、20万円、30万円の3つのコースに分けて、貯め方を紹介します。
3カ月で10万円貯めるコース
お弁当と飲み物持参でラクラク貯まる!
3カ月で10万円貯めるということは、1カ月約33,000円。10万円と聞くと、気後れしそうになりますが、1カ月33,000円なら達成可能な金額に思えてきませんか? まずは、その前向きな気持ちが大事。
お金を貯める上で肝心なのが、目標達成のためのモティベーションをいかにキープするかです。最初から、尻込みしているようでは、貯まるものも貯まりません。お金を貯めるためには、節約はマスト。今まで使いたい放題だった人が、節約するには、我慢を強いられるときもあります。そんなとき「もう、止めた!」と投げ出さないためには、目標を達成する固い意志が必要なのです。
さて、1カ月33,000円の節約法は、次の3つ。
【1】お弁当を持参する。
これまでランチ代に1,000円かけていた場合、
1,000円×15日=15,000円
の出費をカットすることができます。15日分なら、毎日ではなく、週3~4日のペースでOK。お弁当作りをラクにするコツは、なんと言っても、前日の夕食のおかずを流用すること。お弁当のために、夕食の外食回数が減れば、さらに出費が抑えられます。
お弁当のおかずに困ったら、のっけ丼がおすすめ。フライパンで豚肉(薄切り肉でもひき肉でもOK)と家にある野菜を炒め、焼き肉のたれで味をつけ、ご飯の上にのっけるだけ。または、小さく切ったウインナーとピーマン、玉ねぎ、もやし、ニラなど安値安定の野菜を炒め、塩、こしょうをして、溶き卵でとじたものをご飯にのっけます。仕上げにケチャップをかければ完成。細かいおかずをあれこれ作らなくても、これだけで、ご飯がおいしく食べられます。
【2】マイペットボトルを持参する。
コンビ二や自動販売機でペットボトル飲料を買うと、1本約150円。水筒や空のペットボトルにお茶やミネラルウォーターを入れて、持参すれば、
150円×20日=3,000円
の出費をカットすることができます。お茶は、茶葉を買って、自分で煎れたものを持参するのが、おすすめですが、面倒なら、激安ショップやプライベートブランド商品を利用すること。セブンプレミアムなら、国産茶葉100%お茶2L=148円、天然水なら、なんと2L=88円です。
【3】飲み会カット
この際、飲み会のお誘いは、グッと我慢!
お弁当と飲み物持参で18,000円、節約できました。あとの15,000円は、誘われるままに、なんとなく行っていた飲み会を月3回、お断りして、ひねり出します。
1回の費用が5,000円とすると、
5,000円×3回=15,000円。全部、断らなくても、月3回だけパスすれば、15,000円浮くことになります。お金を貯めるためです。ここは、グッと我慢しましょう。
以上の3つを実行すれば、1カ月で33,000円の節約効果があります。これを3カ月、実行すれば、3カ月後には、見事、10万円があなたの預金口座に残っているというわけです。