Mac OS Xでは「Dashboard ウィジェット」と呼ばれるミニアプリケーション実行環境が用意されている。これはWindows Vistaでも同様のものが存在し、さらにはYahoo!であれば「Yahoo!ウィジェット」、Googleであれば「Google ガジェット」と、オンライン上または専用アプリケーションを介して実行環境が提供されている。
ただ残念ながらそれらは個別の専用実行環境であって、別な環境では動作しない。そのため、便利なウィジェットやウィジェットがあっても環境を用意できなければ、そもそもインストールすら行えないといった結果になってしまう。
Mac OS X上で「Google ガジェット」を動作させるには、「Google Gadgets for the Mac」を利用すると良い。これは、iGoogleで使われるGoogleガジェットをDashboard上で動作させるソフトウェアだ。
名称 | Google Gadgets for the Mac |
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バージョン | 2.0.0.700 |
動作環境 | Mac OS X Tiger 10.4 |
ジャンル | 実行環境 |
開発者 | |
種別 | フリーソフト |
ライセンス | 独自 |
Google Gadgets for the Macはインストーラの役割を持っており、起動すると表示されるガジェット一覧から任意のものを選び、追加ボタンを押すだけでダウンロードとインストールが実行される。インストールされてしまえば、一般的なDashboard ウィジェットとなんら変わることなく動作させられる。またガジェットのアンインストールは、Dashboard ウィジェットの「ウィジェットを管理...」から行う。
Googleガジェットはその名の通りGoogle関連のものが多い。Gmail、Googleカレンダー、Googleマップなどの各種サービスを便利にするガジェットやゲームなど面白いものがたくさん揃っている。
ガジェットやウィジェットは小さなツールを手軽に呼び出して利用でき便利だ。だが環境依存が激しいために、自分に合ったものを探すのが難しい。Google Gadgets for the Macを使えばiGoogleのお気に入りを手元のDashboardで使えて便利になるはずだ。