個人をはじめGmailを使っている人が増えている。ブラウザだけで使えるので非常に便利なのだが、ローカルアプリケーション型メールクライアントと比べた場合、操作の面倒さという問題は解消されない。

また、Mac OS Xのデフォルトアプリケーションとの親和性も高くない。その架け橋になってくれるソフトウェアが「Mailplane」だ。

複数のGmailアカウントを利用できるメールクライアント「Mailplane

名称 Mailplane
バージョン 2.0.6
動作環境 Mac OS X 10.4.11以降
ジャンル メールクライアント
開発者 uncomplex ltd
種別 シェアウェア
ライセンス オリジナル(ライセンス料24.95ドル。30日間のフリートライアルあり)

MailplaneはGmailのフロントエンドになるソフトウェアだ。あえてこのMailplaneをオススメする理由は、Webブラウザ経由では物足りない機能を補完してくれるからだ。たとえば、メニューバーから選ぶだけで新規メッセージを作成するウィンドウを表示する機能や、mailtoリンクでMailplaneを表示する機能もある。

ファイルをドロップすると添付ファイルにしてくれる

何より便利な点は、Mailplaneへのドラッグ&ドロップでファイルを添付できる機能だろう。複数ファイルであっても一括してドロップできる。フォルダであれば圧縮してアップロード可能だ。

また、Mac OS X標準のアドレス帳と連携する機能や、Growlを通じた受信通知、iPhotoと連携してメディアを添付したり、iPhoneから写真を選んでメール送信を選ぶとMailplaneを起動するという機能もある。

他にも、複数アカウントを登録して簡単に切り替える機能、その場でスクリーンショットを撮って添付する機能など、Gmail単体では難しい機能も実現している。また、Gmailのほとんどの操作をキーボードショートカットで操作できる点も魅力だ。

メール作成用のウィンドウもある。ここでスクリーンショットの撮影を行うと自動で添付される

Mailplaneには、メールクライアントとしてだけでなく、Google Talk用のウィンドウやダウンロード管理など便利な機能がたくさん詰まっている。Gmailとブラウザの組み合わせだけで十分と思っている方でも、一度Mailplaneに触れるとその快適さに驚くはずだ。