長文を書いていたり、力を入れて開発を行っていたりする時に限って利用中のエディタなどがクラッシュする。しかもそんな場合、保存を忘れているのが常で、作り上げた資料などが一気に無に帰してしまう。皆さんは同様の経験をしたことはないだろうか?
そうした経験を積み重ねるとこまめに保存する癖がつくのだが、またいつクラッシュするか分からない。コンピュータに任せられるのなら、いっそそうしたい。そんな人のためのユーティリティが「EverSave」だ。
「EverSave」。メニューバーに常駐してクラッシュの悲劇からドキュメントを守る |
名称 | EverSave |
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1.0.2 | |
動作環境 | Mac OS X 10.5.5以降 |
ジャンル | ユーティリティ |
開発者 | Tool Force Software |
種別 | フリーウェア |
オリジナル |
EverSaveはシンプルなユーティリティで、起動と同時にメニューバーに常駐する。そして、指定したソフトに対して定期的または切り替えた際に保存処理を実行してくれる(1回目の保存のみ、あらかじめ手作業で行っておく必要がある)。また保存対象とするソフト以外にも、ブラックリストとして除外するソフトをを決めることもできる。
ただし、対象となるソフトは、一般的な保存処理が行えるものに限定されるため、Emacsのような特殊なものや、Skypeのようなログを保存する処理は自動では行われない。
ショートカットでEverSaveのオン/オフは簡単に切り替えられる。またバッチ処理として全ソフトで保存処理を実行し、その後スリープやシャットダウンを行うといったことも可能だ。前面に出ているドキュメントのみならず、ソフト内にあるドキュメントすべてを保存できるので、使っていて安心できる。
UNIXベースになって強固になったMac OSXではあるが、それでもアプリケーションがクラッシュすることはある。作業内容が消失してしまう前に、EverSaveを使って自動的に保存処理を行っておこう。