一昔前であれば有線のLANケーブルが当たり前で、ネットワークの障害があっても原因の切り分けがしやすかった。やはり物理的にものが見えているとわかりやすい。だが最近では無線LANが当たり前になっている。自分たちで設置していない他のアクセスポイントとの干渉が発生したりすると非常にわかりにくい。
解決の第1歩としては、まず見えないものを見える形にすることだ。そこで「iStumbler」を試してみてほしい。
「iStumbler」。iStumblerを使って無線ネットワークを見る |
名称 | iStumbler |
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Release 98 | |
動作環境 | Mac OS X 10.3.9以降 |
ジャンル | ネットワーク |
開発者 | Alf Watt |
種別 | オープンソース |
BSD |
iStumblerは無線LAN、Bluetooth、Bonjourそれぞれについてポイントの名前や強さなどをグラフ化してくれるソフトウェアだ。無線LANはアクセスポイント名、セキュリティ、シグナルの強さなどが一覧表示される。
見えないデータが見えるようになると問題解決も早い。あまり使い慣れていないことが多いBluetoothも同様に、何か問題が起こった時にiStumblerを使えば、問題の切り分けが容易になるだろう。
Bonjourでは、自分自身を含めてネットワーク上にあるBonjourを利用できるデバイスが表示される。その中には起動中のサービスも一覧で表示されるので、不要なサービスがあればセキュリティのためにも閉じておくといったチェックに使えるだろう。
無線LANは目に見えないだけにその間で問題が発生していてもわかりにくいということがある。iStumblerを使って見えないものを見えるようにし、早期の解決をはかるようにしよう。