パソコンの操作を第三者に見せる必要がある場合、静止画と動画のどちらかで撮影を行うことになる。Mac OS Xであれば[command]+[shift]+[3](または[4])キーでスクリーンショット(静止画)が撮れる。だが、スクリーンキャスト(動画)はどのようにして撮ればいいだろうか? さらには、静止画も含めて撮ったデータを相手に見せるにはどうしたらいいのだろうか?
そんな時に使ってほしいのが「Jing」だ。Jingを使えばスクリーンショットやスクリーンキャストを手軽に作成して共有まで行える。
「Jing」。デスクトップ全体だけではなく、撮影枠を決めて、ウィンドウ全体のみを撮影といった選択も可能 |
名称 | Jing |
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2.0.13462 | |
動作環境 | Mac OS X 10.4.11 Tigerまたは10.5.5 Leopard以上。QuickTime 7.5.5以上 |
ジャンル | 画面撮影(静止画・動画) |
開発者 | TechSmith |
種別 | フリーウェア |
オリジナル(Screencast.comへのユーザー登録が必須) |
Jingを起動すると、画面の右上に扇形のアイコンが表示される。ここにマウスを持っていくと、3つのバーが表示される。一番上が撮影用、中央がこれまでに撮ったデータを閲覧するもの、一番下は設定だ。
一番上のバーをクリックすると、撮影する範囲を指定するマウスカーソルに変わる。後は範囲を指定した後、スクリーンショットかスクリーンキャストかを指定する。動画の場合は、指定範囲の下にストップや一時停止のボタンが表示されるので撮影が終わったらクリックすれば良い。
撮り終わったデータはFTPを使ってアップロードするか、静止画(PNG)またはFlashビデオ形式(SWF)でローカル環境に保存するか、Screencast.comへアップロードするかの3種類が選べる。Screecast.comへアップロードするのが最も簡単で、Jingの中で自動的にアップロードを行い、そのURLをクリップボードに入れてくれる。後はメールなりIM(インスタントメッセンジャー)なりでURLを教えれば良いだけだ。
なお、静止画の場合は、撮影した画像に対して文字や矢印、強調といった追記を入れられる。画像編集というほどではなく、あくまでも人に伝える時に便利そうなマークを付ける目的だ。またflickrへのアップロードも可能となっている(認証しておくことが必要)。
使い方は簡単で、画面の操作をFlashビデオにしたいという目的でも十分利用できる。ヘルプ作成などの目的でも役立つソフトだ。