マインドマッピングは、自分が考えていることや、新しいアイディアを沸き立たせるのに便利な技法だ。本来手書きで行うべきものなのだが、PCで上で行った方が都合が良い場合もある。項目を入れ替えたり、新しい枝を伸ばしたり、どんどん拡張していったりといったことは、無限の空間を持つコンピュータだからこそできるものだ。
マインドマッピングを作成するためのソフトは、Mac OS X向けとしてもいくつかあるが、ここでは軽量で手軽に書き進められる「MindNode」を取り上げる。
「MindNode」。複数のルードノードを持てるのが特徴的 |
名称 | MindNode |
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1.2(フリー版)/1.0.3(プロ版) | |
動作環境 | Mac OS X Leopard 10.5以上 |
ジャンル | マインドマッピング |
開発者 | Markus Muller |
種別 | フリーウェア/シェアウェア(プロ版/11.95ユーロ) |
オリジナル |
MindNodeは画像の貼付けはできないなど、他のマインドマッピングソフトウェアに比べて不足している機能はある。だがその分余計な機能に踊らされることなく、アイデアを可視化していく過程に注力できるようになる。
基本的な操作はルートのノードに対して子供のノードを追加していくといった一般的なマインドマッピングの手法と同様だ。各ノードはドラッグで移動でき、カットして別なノードの下に貼り付けることもできる。
特徴的な操作として、ルートノードが複数おけるという点がある。通常、ルートは1つでそこからどんどん派生していく。だが時にはルートがルートのまま維持できないことや、別な要因がわき起こることがある。その場合には無理せずルートを分けて1つのマップ内に図解を続けられる。
できあがった図はMindNodeの形式の他、画像やPDF、HTML/RTF/OPML、そしてFreeMindの形式で出力できる。HTMLでの出力はグラフィカルなものではなく、タスクのリストのように出力される。
有料のプロ版ではノード同士を連結して子ノードを作成したり、ノードのサイズを変更する、ハイパーリンクが利用できるなどの機能が追加されている。決して多機能ではないが、基本的な機能をおさえつつ軽快に動作するので、フリー版を試した上でさらに使い込む場合はプロ版を購入すると良いだろう。