「Flickr」はいわずと知れた写真共有サイトだ。写真をバックアップ代わりにアップロードしておいたり、その写真を皆に見せたりするのに使ったりする。写真に限らず、パソコンのスクリーンショットのアップロードに使ったりもできる。

しかし撮りためた写真を1枚1枚手作業でアップロードしていては時間もかかるし、あまりに面倒だ。そこで使うのがFlickr専用かつ公式アップローダの「Flickr Uploadr」だ。

写真やスクリーンショットなどをドラッグ & ドロップで簡単にアップロードできる

名称 Flickr Uploadr
バージョン 3.0.5
動作環境 Mac OS X Tiger 10.4以上
ジャンル アップローダ
開発者 Flickr
種別 オープンソース
ライセンス GPL、MIT/X11

設定画面。デフォルトの公開設定などが決められる

Flickr Uploadrは、Flcikrが開発しているだけあって使い勝手が良い。IDやパスワードの登録は不要で、アクセス許可を与えれば良いだけだ。そしてアップロードしたい写真をドラッグ & ドロップで登録する。

公開範囲やリサイズ設定、セーフティーレベルといった設定は、デフォルト値をあらかじめ決めておくことが可能で、写真ごとにその値を変更することもできる。たとえば、デフォルトではプライベートに設定しておき、必要なものだけ家族や友人に公開といった具合に変更すれば良い。

また、ドラッグ & ドロップした写真それぞれについてタイトルや説明、タグを指定できる。関連のある写真同士をまとめておきたい場合は、新しく"セット"を作成し、まとめられるようになっている。

アップロード中の画面。一番下のバーが左から右に進んでいく

後は「Upload photos」ボタンを押せば処理が開始される。終わったらFlickrにアクセスするか、さらにアップロードするかを決められる。ごくシンプルな作りで迷うことはまずないだろう。

アップロード機能のみなので、Flickrに登録されている写真を管理する機能や、アップロードした写真の説明文を修正するような機能はない。だが一番手間のかかるアップロード作業が簡単になれば、もっとFlickrを楽しめるようになるはずだ。