1つのブログを使っているだけならば不要かもしれないが、目的に応じてや立場によってブログを使い分けている人は多い。プロジェクトサイトに関連したブログ(開発記など)を立ち上げている場合もある。

複数のブログを使い分けるのに、それぞれの管理画面にログインして作業するのは非効率的だ。インターネットに接続している必要もある。そこで使ってみたいのがブログエディタで、「Petrus Blogger」はBlogger/LiveJournal/WordPressといったブログエンジンに対応している。

「Petrus Blogger」の編集画面。見たまま編集することが可能

名称 Petrus Blogger
バージョン 20081103
動作環境 Mac OS X Leopard 10.5.2以上、Sun JRE 6.0以上
ジャンル エディタ
開発者 Petr Panteleyev
種別 オープンソース
ライセンス BSD

記事一覧。既存のブログ記事からデータを取り出せる

Petrus BloggerはJavaで作られたソフトウェアで、Mac OS X専用というわけではない。だが、Mac OS X向けとしても提供されているので、Javaを意識することはなさそうだ。起ち上げるとどのブログエンジンかを選ぶダイアログが表示される。

Blogger/LiveJournal/WordPress.comであれば、ユーザーIDとパスワードを入れるだけで良い。自分で立てたWordPressであれば、XML-RPCのURLを指定すれば良い。後はWYSIWYGなエディタ画面を使ってブログの文面を入力していく。

画像をドラッグ&ドロップで追加する機能はないが、Picasaやflickrに対してアップロードする機能はある。アップロードが終わればそのURLをコピーして本文中に差し込めば良い。

ツールバーにはアイコンが並んでいるが、実際の文字装飾はメニューから行うものが多い。そのため慣れるまで操作が難しいかもしれない。なお、日本語のブログも特に問題なく扱えた。オープンソースまたはASP版のWordPressや、Bloggerなどを利用している方は一度お試しいただきたい。