「Quicksilver」は、Mac OS X用としては恐らく最も有名なランチャーだ。Quicksilverはキーボードショートカットで呼び出して使うランチャーソフトだが、アプリケーションなどを手動で登録する必要はまったくない。Quicksilverが自動で「アプリケーション」フォルダや「書類」フォルダなどを精査し、一部の文字を入力していくだけでソフトやファイルを検索し絞り込んでくれる。後は[Enter]キーを押すだけで目的のソフトを実行できる。
名称 | Quicksilver |
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バージョン | b56a4(Build 3814) |
動作環境 | Mac OS X Tiger(10.4.x)以上 |
ジャンル | ランチャー |
開発者 | Blacktree(blacktree-alchemy) |
種別 | オープンソース |
ライセンス | Apache License 2.0 |
プラグイン機能を備えており、アプリケーションランチャーに限らず利用できる。例えば、Safariのブックマークを呼び出してブラウザでURLを開いたり、任意のファイルやフォルダを開いたりできる。アドレス帳を使ってメールを書くといったことも可能だ。その他にもQuicksilverからiTunesを操作できるようにするものがある。
同時に、Quicksilverは現在オープンソースソフトウェアであり、過去フリーウェアであった時期から有志によって多数のプラグインが作られてきた点も見逃せない。探してみると、便利なプラグインがきっと見つかるはずだ。
自動精査型なので、設定せずとも使い始められるのが手軽で便利だ。しかも詳細な制御が可能な設定項目が数多く、あらゆる操作をキーボードで行えるようになる。自分だけの動作を極めれば、生産性も大きく向上するはずだ。
Quicksilverを呼び出した際の表示、また隠れ方が未来的で格好いいのも魅力だ。キーボード呼び出しが基本なので、普段の操作もキーボードで行うことが多いという方向けのソフトになる。そうした方はきっと手放せなくなるだろう。