Webサービスを企画・開発する際などに、Webサイトのモックアップを作ることがある。画像編集ソフトウェアやHTMLを使って作成することが多いが、これらは一度作ってしまった後の編集や、再利用性が難しいことがある。また、細かなパーツなどをただの四角で作ってしまうとイメージをつかみにくい。

そのようなモックアップを作るのに適しているのが「Balsamiq Mockups」だ。まさにモックアップを作るためのソフトウェアで、Adobe AIRを用いて作られている。

モックアップの作成イメージ。ドラッグ & ドロップでパーツを配置する

名称 Balsamiq Mockups
バージョン 1.186
動作環境 Mac OS X、要Adobe AIR
ジャンル エディタ
開発者 the Balsamiq
種別 シェアウェア
ライセンス オリジナル(ユーザー登録$79から / フリートライアル版あり)

起動するとツールバーに各種パーツが並んで表示される。このパーツをドラッグ & ドロップで配置していけば、サイトの雰囲気が出るようになっている。パーツも最近のWebサイトでよく使われるようなものが多数登録されている。

できあがったデータはXML形式の専用ファイルで保存されるが、PNG形式で書き出すこともできる。タブを使った複数ファイルの編集もできるので、トップ画面と一覧ページ、マイページなどをまとめて作成することが可能だ。

各パーツは手書き風のポップなイメージのものばかりで、あまりかしこまらずにサクサクと作れる。編集も簡単で、まさにモックアップを作っていくというイメージそのままだ。有料のソフトウェアではあるが、間違いなく役立つのでお勧めだ。Webサービスを作る際にはぜひ利用してほしい。