地域によっても異なるだろうが、夏休みはおおよそ1カ月以上の長期にわたる。学校という枠組みが外れることで、行動範囲や自由度も格段に広がる。子どもたちにとっては毎日が冒険の、わくわくの連続かもしれない。
一方で、子どもたちを見守るママたち保護者にとっては、彼らの安全や健康を守るために神経を尖らせる日々ともなる。事件や事故、トラブルに遭遇しないか、細心の注意を払って生活しているというママさんも多いのではないだろうか。
そこで今回は、小学2年生以上の子どもを持つマイナビニュース女性会員112人に「夏休み中、トラブルなどに遭遇したことはあるか」などを聞いてみた。
Q.夏休み中、お子さんや親御さんがトラブルなどに遭遇したことはありますか?(事件、事故などのほか、友だちとのトラブル、ママ友とのトラブルなども含みます)
「はい」(42.9%)
「いいえ」(57.1%)
Q.差し支えなければ、夏休み中のお子さんや親御さんのトラブル内容について具体的に教えてください(自由回答・任意)
■「子ども同士のトラブル」
・「子どものゲームソフトの貸し借りのトラブル」(49歳/その他/その他・専業主婦等)
・「他人の家の子どもに暴力を振るわれた」(31歳/設備工事/営業関連)
・「距離感がつかみにくくて、トラブルに巻き込まれがちになる」(37歳/その他/その他・専業主婦等)
・「それまで仲の良かったご近所さんのおもちゃを壊し、以降仲違いしている」(42歳/百貨店/務・企画・経営関連)
・「プールに行ったときにあまりにも人が多く、ぎちぎちに人とぶつかり、プール内で子ども同士がもめた」(39歳/サービス/その他・専業主婦等)
・「子どもが友だちとケンカして帰ってきました。怪我もしてましたが、子どものことなので放置しています」(48歳/食品/営業関連)
・「子どもが友だちから本を借りていて、夏休み中でなかなか会わず、返すのが遅くなってしまった。借りている間の管理が悪く本が少し傷んでしまったので、弁償して新品を返した」(38歳/その他/その他・専業主婦等)
・「娘の友だちが遊びに来て玄関先で遊んでいたが、帰った後にクロックスの飾りが殆ど無くなっていた。学校へ相談して解決したが、その後も図書館へ行った際に持っていったペンが一つ無くなっており、夏休みが終わってから学校で友だちが持っていたと娘から聞いた。親から謝罪の電話はあったが、その子と関わるのを止めさせた」(40歳/その他/その他・専業主婦等)
■「ママ友とのトラブル」
・「子どもの約束が聞き間違ったみたいで、相手のお母さんが怒ってきた」(46歳/フードビジネス/販売・サービス関連)
・「仕事で子どもを預かって欲しいと言うので見ていたら、思わぬところで怪我をしたり虫に刺されたりして、些細なことで文句を言われた」(39歳/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)
■「事件や事故に遭った」
・「ひとりで遊びに行かせたら、ケガをして帰ってきた」(41歳/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「交通事故に遭いそうになったことです」(33歳/その他/販売・サービス関連)
・「泳ぎに行ってクラゲに刺された」(49歳/その他/その他・専業主婦等)
・「外出先ではしゃぎ過ぎて、骨折はしなかったが頭や手足にケガをした」(46歳/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
・「小学生の夏休みの時に友だちと外で遊んでて、下り坂を自転車で下りる時にカベに激突。ケガをして救急車で運ばれました。おでこを7針縫いました」(46歳/その他/その他・専業主婦等)
・「友だちの補導に巻き込まれた」(47歳/教育/販売・サービス関連)
・「連れ去られそうになった」(49歳/フードビジネス/販売・サービス関連)
■「その他」
・「子どもの同級生が行方不明になったと連絡網で回ってきた」(35歳/銀行/事務・企画・経営関連)
・「毎日遊びに連れ出そうとする子がいるので、断り方に苦労する」(49歳/専門商社/事務・企画・経営関連)
・「親同士の連絡ミスで、夏休み中の行事に出席していない生徒が数人いた」(50歳/その他/専門サービス関連)
・「子どもとレジャーに行く約束をしていたのに、自分の体調が悪くなってしまい行けなくなってしまい、子どもをとてもがっかりさせてしまったことがある」(45歳/その他/その他・専業主婦等)
■総評
小学2年生以上の子どもがいるマイナビニュース女性会員を対象に、夏休み中に子どもや自身がトラブルなどに遭遇したことがあるかを聞いた。その結果、42.9%の人が、夏休み中にトラブルに遭ったことがあることがわかった。
遭遇したトラブルについて、その内容を聞いた。具体的な事例としては「子ども同士のトラブル」が多く寄せられた。やはり学校という枠を外れて、子どもたち同士が直に接する機会が増える夏休みには、様々なトラブルが起こりうるということだろうか。内容としてはゲームの貸し借りに起因するものや、些細な小競り合いによる軽微な怪我など、さほど深刻なものではないのが幸いだ。
ほかには、「ママ友とのトラブル」や「事件や事故に遭った」ことに関する報告もあった。「事件や事故に遭った」では、「連れ去られそうになった」というものもあり、渦中の子ども自身や親御さんの気持ちを考えると、いたたまれない思いだ。結果として、無事に済んだことを心から喜びたい。
その他では、自身の子どもと「宿題はいつまでに終わらせるかでもめた」(38歳/その他/事務・企画・経営関連)というものもあり、これなどは微笑ましいトラブルと言えるだろう。一方で、「子どもの同級生が行方不明になったと連絡網で回ってきた」(35歳/銀行/事務・企画・経営関連)では、無事の発見を祈らずにはいられない。
長期にわたる夏休みを健康でトラブルなく、無事故で終えて欲しいというのは、全ての親に共通する願いだろう。今回のアンケートでは、トラブルに遭ったことがある人は4割以上と、かなりの割合となった。
今年の夏休みもぜひ、無事故で楽しく過ごせることを願ってやまない。そんな感想を抱かせる調査結果となった。
調査時期: 2021年7月21日
調査対象: 小学2年生以上の子どもがいるマイナビニュース女性会員
調査数: 112人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません