月給制の場合、基本給与に加えインセンティブなど実績が直接反映される手当てが支給される場合もあるでしょう。日々の頑張りが、その月の給与に反映されるため、モチベーションアップにつながります。短いスパンの中で、自分の成果が目に見えるという点でメリットがあるのです。しかし、仕事の繁閑によって時間外労働が少ないときには得られる月額が減るなど、毎月の給与に変動が見られることもあります。

年俸制は、年間の収入が明確なので、収支の予定が立てやすくなります。そのため、年間を通したライフプランを考えることが可能です。しかし、年棒制を採用する場合、ダイナミックな仕事を任される反面、実力主義のケースが多いため、毎年同じ水準の給与を保てるとは限らないという不安定さもあります。

一概にどちらが得ということは言い切れませんが、長期的なキャリアプラン、ひいてはライフプランを考えたうえで、自分に相応しいほうを選ぶようにしましょう。