猛暑に最適なショートパンツは、行楽地リゾートで活躍します。非日常空間がもたらす雰囲気も相まって、リゾートシーンに溶け込むアイテムなのです。
ところが一般的な長ズボンとは違うため、「選び方」や「合わせ方」で迷われる方も多いのでは。というのもショートパンツの場合、丈感の印象に及ぼす影響が大きく、試着で必ずチェックしたいポイントです。
正解ポイント
・ショートパンツの「丈感」にこだわろう
・合わせるトップスの「襟」にこだわろう
リゾートが楽しくなるアイテムとして、渋いおじさんに仕上がる「ショートパンツの最適解」を、『男の服選びがわかる本』(池田書店)の著者が解説します。
ショートパンツの「丈感」にこだわろう
ショートパンツの印象は、丈感の具合でだいぶ変わります。例えば膝が見える丈感ならばリゾートを想起し、膝が隠れるとストリートっぽい印象です。
20~30代の方ならストリートのスタイルという選択肢もあり得ますが、大人は膝が見える丈感を選びたいところ。まさに世代によって正解が変わるのです。
このとき色については、行楽地だからこそ白がおすすめ。ビーチの白砂や自然の多い環境に映えるからです。
普段は「白パンに違和感をお持ちの方」も、全体に占める割合が小さくなるショートパンツなら、抵抗感も少ないのでは。もちろん安定のグレーや紺色も選択肢に挙がります。
ただしベージュ色のショートパンツは、難易度が高いので初心者におすすめしません。というのもショートパンツの形状も相まって、探検隊のような印象に陥りかねないからです。
合わせるトップスの「襟」にこだわろう
膝まで見える丈感だからこそ、カジュアルであることは誰もが理解するところ。つまり全身のバランスを調整するには、合わせるトップスで「カジュアル味を緩和させる」工夫を施したいのです。
ポロシャツを合わせる方も多いですが、この組み合わせは夏のゴルファーを想起させてしまう懸念も。
だからこそリゾートを想起させるリネンシャツを、私はおすすめします。カラッとした素材の風合いもさることながら、色もカラフルからダークカラーまで選択肢が豊富です。
そして着こなしについては、Tシャツに羽織るのではなく、第2ボタンから下を留めた着こなしで「キチンと感」を演出してみては。これによりショートパンツ姿がこなれた印象に見えるのです。
また足元についてはスニーカーであってもリゾートの雰囲気が崩れることはありませんし、サンダルやスリッポンならば、より一層リゾート感につながります。
ショートパンツは丈感と合わせるトップスの種類によって、リゾートの雰囲気を目指しましょう。