じっくり腰をすえて「物撮り」にチャレンジする

「やばいブツのことなら俺は知り尽くしてる」(佐藤ポン語録より)

2枚目の写真をiStockphotoのポートフォリオに無事追加。まだ売れてはいないが最高に絶好調の佐藤ポンである。

今回は予告通り改めて「物撮り」に再挑戦する。物撮りとは、主にスタジオで静物を撮影すること。以前の物撮りした時は、ストックフォトの先人たちのスタジオ撮影に参加させえてもらった。しかし、あれから私も成長&進化を遂げたので、今回は一人でやってみたいと思う。

撮影場所は秋葉原にある私の事務所に決めた。この場所はややコンパクト(※編集部注 かなり狭い)で、適度な湿度があり(※編集部注 かなりカビっぽい)、 静寂に包まれているラブリーな場所(※編集部注 ほぼ幽霊マンション)だ。撮影環境としてはなかなか。ここで、最高の写真を撮影してみようと思う。

「俺の創作のテーマはいつだって自己愛」(佐藤ポン語録より)

まずは、物撮りのテーマを考えてみる。これまでPIXTAではあえてストレートな題材は選ばず変化球で勝負してきた。売れ筋のテーマはそれだけ登録枚数が多いため、すでに多数の写真を登録しているフォトグラファーとの激戦は避けられない。そこで私は、比較的登録枚数が少ないテーマで勝負してきたのだ。この作戦を、iStockphotoでも繰り返すことにした。テーマを考えてみたものの、結局は過去の成功法則を引用することとなった。

事務所を見回し、物撮りのテーマになりそうなモノで、なおかつ世界中にライバルが少なそうな物体を探していると……、見つけてしまった。以前購入しただけで、いまだに箱を開けていないプラモデルを発見した。これはいける!　ブラモデルは幅広い年齢層に親しまれているホビーで、しかも世界中にファンがいる。iStockphotoの素材としては最適だろう。きっと過去の私は今日のためにコレを購入していたのだろう。無意識のまま、将来有効活用できるアイテムをあらかじめ買っていた自分の先見性が怖くなった。さっそく開封し、プラモデルを使った写真の構図を考える。

次回、事務所にあったプラモデルを活かして、最高の物撮りを敢行する予定。