「俺の立つ場所こそがクリエイティブ最前線」(佐藤ポン語録より)
iStockphotoで写真を販売しストックフォト長者になるべく日々奮闘している。クリエイティブ最前線では、「鬼才、天才、佐藤ポン」とリスペクトされている私だが、写真の審査はまだ通過していない。しかし、マイナビニュースのアングル的に考えれば、話がスムーズに進んで私が長者となってしまうより、このくらいの紆余曲折があったほうが記事も私の人生同様にドラマティックになるし、連載回数も長引く。これぞ、ウィンウィンの関係だ。
そうはいっても、できるだけ早くiStockphotoで写真を販売したい。これまでカメラのセッティングやレタッチなど、いくつも対策を練ってきたのだが、なぜか上手くいかない。こうなったら最終手段、審査に通るまで写真を登録しまくるというゴリ押しの作戦しか残されていないような気もする。審査に出しまくれば、iStockphotoのデジタル包囲網を私の写真が1枚くらい突破するかもしれない。妄想を現実に変える力。それが佐藤ポンだ。
もちろん、ゴリ押し作戦とはいってもいいかげんな写真を提出するわけではない。いままで習得したすべてのテクニックを駆使し、なおかつ枚数でも勝負する。そうすればiStockphotoの傾向もわかってくるだろう。
「パンダを最初に飼育したのは俺」(佐藤ポン語録より)
今回審査に提出したのは「竹林」の写真。「Take it easy」という言葉は「竹は簡単だ」という意味なので、私のようなiStockphoto写真童貞にもってこいの被写体である。撮影時は頻繁に強い風が吹いて竹が揺れていたので、しばらく待機して風が止むのを待った。このまま野生のパンダが現われるまで待ち続けようかとも思ったが、時間がないので断念。風がおさまった隙を見てシャッターを押した。我ながら、またしてもかなりいい写真が撮れたと思う。
さっそく秋葉原の事務所に戻ってから現像→レタッチの作業に入った。ここでも注意すべきは「ノイズ」だ。これまで、ほぼすべての写真がノイズの処理方法によって落とされているので、さらに注意してレタッチを行なう。また、竹の色を少しだけ鮮やかにして、鮮やかな緑色を演出してみた。
今回も、締切を破って出来ることを全力でやった。モード的には、「我が生涯に一片の悔いなし」なので、とりあえず自分で秘孔を突いてみたのだが、生存している。やはり私は不死身だ。マイナビニュースの担当編集者も、このように全力でiStockphotoに挑戦する私に配慮したのか、いっさい連絡をよこさなくなった。戦いとは、いつも孤独である。次回、結果を待て!