「生まれたときから俺は師匠」(佐藤ポン語録より)

プロフォトグラファーのフォトレタッチセミナーを受講したり、iStockphoto A氏から助言をもらうなどして、ストックフォト長者への道を進み続ける勤勉な私。ちなみに、販売枚数こそいまいちだが、PIXTAの審査はかなりの確率で通過し続けている。そんな私が、満を持してiStockphotoに再挑戦する日がやってきた。ハルマゲドン、カム、ヒア!

これまで数えきれないほどのセミナーを受けてきている(マイナビのコネで)

iStockphotoの審査に必要な画像は3枚。このサイトは審査基準が厳しいので、特にレタッチに気をつけた。ただでさえ傑作である私の作品を、数々のセミナーで吸収してきたテクニックを使ってレタッチするのだから審査に通らないわけがない。iStockphotoは特に画像のノイズにうるさいので、写真の空白部分のグラデーションに注意した。グラデーションに段階が発生してしまうトーンジャンプが目立つ部分は、「Photoshop」で新規レイヤーを作成し、うっすらとノイズを加えておいた。こうすることにより、トーンジャンプは目立ちにくくなる。いつものレタッチ作業に費やす時間は写真1枚につき30分から1時間程度だが、今回は2~3倍の時間をかけた。1日1枚ずつ作業を行い、3日間かけて3枚の写真を完成させた。

夜中に三脚を使って撮影した灯台

家庭用ミキサー

真夜中の公園。力作だ

「リベンジという俺語を松坂投手にパクられた」(佐藤ポン語録より)

前回の落選時は、iStockphotoに提出した直後に落選の通知が来た。しかし今回は1日待っても連絡が来ない。おそらくiStockphotoのスタッフは、私の作品に驚愕し、特別待遇で販売開始準備を整えているのだろう。もしかしたら、佐藤ポン特設ページを作っているのかもしれない。などと妄想にふけっていると、提出した2日後に連絡が来た! メールの文面を読んで私は驚いた。なんと、またしても落選したのだ。

しかも落選の理由が当連載第3回とまったくセイム・リーズン! 連載開始から、約1年間経っているにもかかわらず、iStockphotoを未だ攻略できないという現実が、私を打ちのめす。しかし、こんなことで諦めるほど私はヤワではない。次なる手段を考えて、iStockphoto攻略を目指す。それにしても、iStockphotoには何万人ものフォトグラファーが登録しているというのに、なぜトップフォトグラファーに私が入れてもらえないのだろうかっ!