「俺の素晴らしさをどう理解するかが、

今後の日本国の課題」(佐藤ポン語録より)

しっかりと除去したと思っていた写真の汚れが、まだ私の写真には残っているとiStockphotoのA氏は語る。A氏によると、人間の目では見えにくい部分にもゴミは隠れているので、ゴミ取りを行なうときはトーンカーブなどを使ってゴミを際立たせ、ひとつひとつ除去していく必要があるのだと言う。

ストックフォトで販売される写真は、購入者にそのまま使用される場合もあるが、合成写真の素材として明るさや色を加工して使用される場合が多い。私の写真のように、写真を明るくしたときに汚れが出てきてしまうと、購入者がゴミを消さなければならない→手間がかかる……というワケだ。A氏のように、毎日何千枚というストックフォトを見ていれば、写真を見ただけでゴミがありそうな場所がわかるのだそうだ。私のような初心者は、1枚ずつトーンカーブでチェックするのが、ゴミを発見するために必要だという。「黒い点も含めて私の作品なのだ」という持論を展開しようとしたが、A氏も担当編集者も理解してくれなそうなので、やめておいた。

これが色調補正のトーンカーブ。中央の線を操作すると、写真の明るさや締まり具合を調整できる

写真を暗くしてゴミを探す場合は、トーンカーブをこのように設定するとよい

トーンカーブ適用前(上画像)と適用後(下画像)。このように、大量のゴミが浮かび上がってきた

反対に暗い写真をチェックする場合は、トーンカーブを左側に押す

次回、さらにiStockphotoから私の写真へのダメ出し(言葉責め)が続く!