「警官からサインと拇印を求められる俺はスター」(佐藤ポン語録より)

超美人モデルの撮影を終え、審査も無事に通過。ストックフォト業界では「売れ線」と言われている人物写真の販売が開始となり、相変わらず、兎にも角にも、絶好調な私。今回は、「人物モデル写真の申請方法」について紹介していきたい。

ストックフォトで人物の写真を販売するときは、被写体となっている人物から許可を得なければならない。少し考えてみれば当然のことである。勝手に写真を撮られ、しかもそれがストックフォトで販売されていたら、誰だっていい気はしない。「肖像権の侵害、私で勝手にお金儲けしないで」というやつだ。では、人物モデルを撮影して、その写真を販売したい場合は、どのような手順を踏めばよいのだろうか。

順調にアクセス数を増やす美人モデルの写真。ついに100アクセスを超えた。まだ売れていないが、バカ売れする日は近いはず

「俺はTKプロデュースでCDをリリースしたい」(佐藤ポン語録より)

手順はとっても簡単。被写体になった人物に許可を得て、一筆サインしてもらえばオーケー。これは、プロのモデルでも一般人でも同じ。未成年者の場合は、親権者にサインを求める。この許可は「モデルリリース」と呼ばれている。

ストックフォトサイトには、「モデルリリース申請書」という書類が用意されているので、事前にプリントアウトしておき、被写体となる人物にサインをしてもらうとよい。もちろん、今回私が行なった撮影会でも、美人モデル Cさんにサインをしてもらっている。サイン済みの書類は大事に持ち帰り、スキャナーでPCに取り込んで写真の申請と一緒にアップロードする。

ストックフォトサービスで販売された写真は、巨大ポスターになったり、雑誌の表紙になる可能性もある。特に私の写真はそのような使われ方が期待できる。後からトラブルが起こらないよう、しっかりと書類に残しておく必要がある。

なお、モデルリリースを取得してあるストックフォトの販売ページには、許可取得済みを示すアイコンが表示される。この表示があれば、購入者も安心して写真を購入できる。

これとは反対に、モデルリリースを取得していない写真をストックフォトで販売する場合は、写っている人物を特定できないようにしなければならない。例えば被写界深度を浅くしてピントをずらしたり、「Photoshop」などのエフェクトを使って加工する方法が有効だ。モデルリリースを取得していないにもかかわらず、人物の顔がバッチリわかるような写真を申請すると、間違いなくNGとなる。これはストックフォトの基本的なルールなので、いくら写真のクオリティが高くても、この条件をクリアしていないと販売できない。

PIXTAのモデルリリース申請用紙。サイト内のヘルプページ「モデルリリースとは」からダウンロードできる

世界最大手のストックフォトサイト iStockphotoでも、モデルリリース申請書は用意されている。まだ審査に通っていないが、いつか使う日を夢見てダウンロードしておいた

モデルリリースが行われている写真の右側に、「取得済」と表示される

次回、さらなる新展開。ストックフォトサイトにおける私の扱い(待遇)が、レベルアップする?