「風景写真だけじゃダメだ! プランBだ」(佐藤ポン語録より)

売れてませんが、私の写真ページのアクセス数が100を超えました。ようやく世間が私の才能に気づき始めた兆候かもしれません

前回の記事で、「次号、新たな展開が~」などと、なにやら思わせぶりな閉め方をしてしまいました。読者のみなさんの大半は「ついにストックフォトが売れた?」と予想していることでしょう。そう思われて当然です。アーティスティックな私の写真がいまだに売れていないのは、世界七不思議のひとつのような気がしてきました。

さて、今回報告すべきことは、新たにPIXTAに3枚の写真を申請し、それがすべて審査通過したことです。ついにNGなしで審査に通るようになりました。確実に撮影のテクニックはプロに接近しています。新たに販売開始された写真は、初めての静物写真です。いわゆる「物撮り(ブツドリ)」というヤツにチャレンジしてみました。被写体は今後一気にシェアが拡大すると言われている「DisplayPort」規格のケーブルです。最近のMacBookに標準でついているアレですね。ちょうど筆者のMacBookとモニターを繋ぐケーブルの長さが足りなかったので、秋葉原の某ショップで購入しました。ケーブルを持ち帰った後、まっ白に輝く新品のケーブルを見て思いました。「これを撮れば売れる!」と確信しました。物も風景も秋葉原で勝負です。

これがそのDisplayPortケーブル

「やばいブツのことなら全部わかってる」(佐藤ポン語録より)

さっそくPIXTAのサイトを開き、検索窓に「DisplayPort」を入力してクリック。すると予想通りのゼロ件です。全て想定内。これも風景に続く「プランB」の計画通りです。万全を期して表記も変えてみました。やはり「ディスプレイポート」でもゼロ件、「ディスプレーポート」でもゼロ件という結果です。いま、DisplayPortケーブルの写真を登録したら、「世界で一番最初にPIXTAにDisplayPortケーブルの写真を登録した偉人」になれます。0.5秒後には撮影を開始していました。写真は1枚も売れていませんが、この行動力とアイデアこそが私の強力な武器のひとつです。

いま「DisplayPort」の単語を検索すると、3枚の写真がヒットする。これらすべてが私の写真。ぜひLサイズ(3,150円)を購入していただき、みなさんの創作に活かして欲しい

「俺が兎で、時代が亀なんだ」(佐藤ポン語録より)

前回の記事で紹介した通り、まだ私のPIXTAアカウントでは一度に最大3枚までの写真しかアップロードできません。そこで3枚の写真を選考します。DisplayPortの端子は通常のタイプとminiタイプがあり、今回はケーブルの両端が通常とminiになっています。なので通常とminiの端子部分のアップをそれぞれ撮影し、ふたつの端子を並べたものを1枚。これでピッタリ3枚の写真が用意できます。いつものようにRAWで撮影した後に、「Photoshop」を使って画像を整えます。そして、完成したJPGをPIXTAに提出。待つこと数日、通常は審査に1週間ほどかかるはずなのに、今回はほんの少しだけ早く結果が出たような気がします。真偽の程はわかりませんが、きっと被写体が初物だったのでPIXTAのスタッフが気を利かせてさっさと見てくれたのかもしれません。もしくは、佐藤ポンというブライテスト ニュースターの存在をPIXTAもついに認識したのかもしれません。いつも、時代は私の後を追いかけてきます。

いろいろなカットを撮影したが、同時にアップロードできるのは3枚まで

登録して約1週間が経とうとしています。世界初の「DisplayPort写真」ですが、いまだにアクセス数は10程度です……。私がほぼ毎日クリックしている数を差し引くと、ほとんど誰もみてくれていないということです。思った以上にDisplayPortは普及していないのかもしれません。先走りすぎた感は否めませんが、これらの写真はDisplayPortのシェアと同時に徐々に売れてくれる……ことを祈りつつ、今回はここまで。次回こそ新展開を期待してください!

またも読みが外れたのか? そろそろ編集に怒られるのか?