みなさんこんには。節約アドバイザーの丸山晴美です。『丸山晴美の節約道場! 年100万円貯めるためのマネーテクニック』では、Q&A方式で、年間100万円を貯めるテクニックを紹介しています。今回は、「飲み物代」の節約方法についての質問です。
【Q】暑い日が続くと気づけば口元には何かしらの飲み物が流し込んでいる気がします。朝起きたら、ペットボトルのジュースを冷蔵庫から取り出して飲み、通勤途中も駅近くのコンビニか自販機で買い、会社近くのコーヒーショップでアイスコーヒーを買って出社。節電のために、エアコンもあまり効かないので、勤務中だけでも3本は500mlのペットボトルを買っています。それとは別に昼食後にもコーヒーを買って、帰宅したらシャワーを浴びて、ビールを2本くらい飲んで寝ます。夜中に喉が渇いて目が覚めるので、ペットボトルのお茶を飲んで、朝まで寝ます。これを簡単に計算しただけでも1日で1,000円以上は飲み物に使っていることに気付き、びっくりしています。1カ月で3万円を超えるとなると、さすがになんとかしなきゃいけないと思っています。今からでもできる節約方法を教えてください。
【A】 基本的に飲み物は買うのではなく、作るものだと思えば節約になります。
まずは、自宅で飲むお茶の作り方ですが、100円ショップで売られている約2リットルの麦茶容器を2つ購入しましょう。そしてお茶ですが、ドラッグストアやスーパーで、烏龍茶や麦茶などパックに入ったお徳用を買います。
作り方は、やかんにお湯を沸かしたら、洗った麦茶容器にお茶パックを入れて、お茶パックめがけてお湯をやけどしないように注ぎます。粗熱が取れたらフタをして冷蔵庫で冷やします。最初はこれを2本作ります。次回からは1本飲み終えたら、できるだけ早めに次を作りましょう。夜にお茶を作って、朝、冷蔵庫へ入れるサイクルが簡単かも知れません。大切なのは、お茶を切らさないようにすることです。
手作りなら、2リットル1本で10円程度で済む
水出しの麦茶なども売られていますが、パックを多く使わないと味がでない、傷みやすくなるので、できれば熱湯でお茶を出しましょう。急いでいる時は、麦茶容器にパックを入れて熱湯を容器の4分の1程度まで注ぎ、お茶の色が濃く出たらそこに水を注げば、すぐに冷蔵庫へ入れて冷やすことができます。
手作りなら、2リットル1本で10円程度で済みます。仮に1日4リットル飲んだとしても、20円です。
できれば会社へ行く際もお茶を持つようにしたいものです。少し重いですが、500ml以上入る水筒がおすすめです。
水筒を選ぶポイントは?
水筒を選ぶポイントは以下の通りです。
どれくらい入るか(容量)
氷が入れやすいか
洗いやすさ
飲み口
保冷効力
容量は自分に合ったものが良いのですが、容量が大きいのものほど重くなりますので通勤に耐えうる重さにするのが大切です。
氷を入れる時や、中を洗う時はできるだけ広口の方が簡単ですので、そういったところもチェックすると良いでしょう。
飲み口は、フタを手で開けて飲むタイプと、ワンプッシュで開くタイプがあります。ワンプッシュで開くタイプの方が、フタをどこかへ置く必要がなく、仕事用には便利です。
そして保冷効力が6時間以上あるものが良いでしょう。
また、水筒を持つメリットとして、水筒自体から水滴が出ないので、鞄に入れておいても水滴で書類が濡れない。長時間冷たい飲み物が飲めるので、仮に足りなくなってペットボトルを買っても、水筒に移せばしばらくの間、保冷効果が期待できます。
水筒があれば、オフィスだけでなく自宅やレジャーなどあらゆる場面で活躍するので、1本持つことをおすすめします。
コーヒーが好きな人は、アイスコーヒーを別に作っておくのがおすすめ
またコーヒーが好きな方は、お茶と一緒にアイスコーヒーを別に作っておくことをおすすめします。
作り方は、コーヒーメーカーのサーバーに氷を入れたら、濃いめにコーヒーを淹れるだけです。例えば5杯分であれば氷を8分目まで入れて、コーヒーの粉を5杯分入れて、水を3杯弱にセットします。
この方法ですと、簡単にアイスコーヒーが作れます。
これを、水筒に入れて持っていくのもいいですね。
ビールは、飲む分だけを購入した方が割安になることも
またビールですが、ケースでまとめ買いをするよりも、飲む分だけを購入した方が割安になることも。その理由は、冷蔵庫にビールが何本も冷えていると、ついそれに甘えて飲んでしまうので、結局ビール代が高くなってしまいます。その日飲む分だけ買うようにしましょう。その際も、350mlを2本買うよりも500mlを1本買って、1本で済ますようにすれば、更に経済的です。できればおつまみは家にあるもので済ますようにしましょう。
お得用のおつまみを業務用スーパーで購入するのもおすすめです。
飲み物は、仕組みさえ作って習慣化しまえば簡単です。浮いたお金は、「欲しいもの貯金」にするのも良いですね。
執筆者プロフィール : 丸山 晴美(まるやま はるみ)
外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザ―として独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している。