中国料理の中でも人気のスープの1つ、酸辣湯(サンラータン)。その名の通り、酸っぱ辛い味わいのスープで、適度な酸味と辛さで食欲を刺激してくれるため、この時期にはぴったりのメニューである。今回は、ごはんと合わせて1皿で献立が完結する内容にしている。
著者プロフィール
マイティ
節約料理研究家・日本ソムリエ協会認定ソムリエ
東京都在住。都内の人気料理店で店長を務めたのちに結婚。2004年に趣味の節約を生かして、節約料理のブログを開設。「節約は明るく楽しみながら」をモットーに、愛する家族のため、節約しつつも安くてリッチな献立作りに励む。料理以外にも公共料金の節約術、ハンドメイドなどを公開したブログ『1ヶ月2万円の節約レシピ』が人気を集めている。節約をテーマとした雑誌やテレビ出演も多数。
「酸辣湯ごはん」材料代(2人分)164円
人気の中華料理メニュー、酸辣湯をごはんとあわせた一品。するするとごはんが食べられるので、食欲が減退しがちな夏にぴったり。酸味と辛さで食欲もアップ!
材料(2人分)
豚コマ 60g / 椎茸 2枚 / ホウレン草 1株 / 絹豆腐 70g / 溶き卵 1個分
A(中華スープの素・・・小さじ2 / 醤油、酒・・・各大さじ1 / 塩、こしょう・・・各少量)
片栗粉 小さじ1 / 酢 大さじ1 / ごはん 2膳分 / ラー油、ブラックペッパー 各適量
つくり方
鍋に水2カップを入れて火にかけ、沸騰したらAの調味料を加える。
豚コマ、椎茸、絹豆腐は細切りにしておき順番に鍋に入れ、再び沸騰したら4cm幅に切ったホウレン草を加える。
倍量の水で溶いた水溶き片栗粉をゆっくりと加えて、とろみを付ける。
スープが煮立ったらお玉でかき混ぜながら、溶き卵をゆっくりと垂らしていく。溶き卵をすべて入れたら火を止め、酢を加える。
椀にごはんを盛り、4のスープを注いでラー油を垂らす。ブラックペッパーを振り掛けたら完成。
「酸辣湯は専門店のメニューというイメージが強いかもしれませんが、実はお鍋一つでつくることができ、意外と簡単。よく麺と合わせたメニューは見かけますが、今回はごはんにかけるだけというクッパスタイルでどうぞ。今回使っている材料以外に、冷蔵庫の残り野菜や安い豚コマで十分おいしくいただけますよ」(マイティさん)。
注1 食材代は東京都内にあるスーパーの底値を基準に計算しています。
注2 米や基本的な調味料は材料代に入れていません。