3月3日はひな祭り。今回はちょっとした工夫でご馳走感が出るパーティー向けのメニューを2品。安価なうどんでつくるパエリアと桜餅風のおむすびだ。

著者プロフィール

マイティ
節約料理研究家・日本ソムリエ協会認定ソムリエ
東京都在住。都内の人気料理店で店長を務めたのちに結婚。2004年に趣味の節約を生かして、節約料理のブログを開設。「節約は明るく楽しみながら」をモットーに、愛する家族のため、節約しつつも安くてリッチな献立作りに励む。料理以外にも公共料金の節約術、ハンドメイドなどを公開したブログ『1ヶ月2万円の節約レシピ』が人気を集めている。節約をテーマとした雑誌やテレビ出演も多数。

「アサリと菜の花のうどんパエリア」材料代(2人分)216円

ごはんでつくるパエリアを、3玉100円程度で売っているうどんでアレンジ。フライパンごとテーブルにのせればご馳走感もアップする。菜の花で春らしさを。

材料(2人分)
ニンニク 1片 / 玉ネギ 1/4個 / うどん 2玉 / あさり 150g / 菜の花 1/2束 / オリーブ油 大さじ1
A(顆粒出汁 小さじ1 / 塩、胡椒 各少量 / 醤油 小さじ1)

つくり方

  1. フライパンにオリーブ油とみじん切りにしたニンニクを入れて弱火で炒め、ニンニクの香りがしてきたら細切りにした玉ネギを加えて中火で炒める。

  2. ほぐしたうどんを加えて炒め合わせ、全体に油が馴染んだらAの調味料をお湯で溶いて入れる。煮立ったら砂抜きしたアサリを並べ入れ、蓋をして蒸し焼きにする。

  3. アサリの口が開いたら、長さを半分に切った菜の花を並べ入れ、蓋をして2分ほど蒸し焼きにする。蓋をあけ、中火で1分ほどかけて水分をしっかりと飛ばす。

うどんを炒めたらAの調味料を加える

「3玉100円ほどで買える茹でうどんは、安くて火の通りも早いので、お米でつくるよりも時短で便利です。アサリと出汁の旨みがうどんに染み込んで、焼きうどんでも煮込みうどんでもなく、新感覚のうどんメニューに仕上がります。ひな祭りのお祝いにもぴったりのごちそうレシピです」(マイティさん)。

「桜餅風赤エビのおむすび」材料代(2人分)114円

桜餅のような見た目のこちら、実はおむすび! 赤エビの粉末を混ぜ込んだごはんを握り、大葉で巻くだけでちょっとしたパーティーメニューに仕上がる。エビの旨みやとびこのプチプチ食感でおいしさもアップ!

材料(2人分)
赤エビ 大さじ1(粉末の状態で) / ごはん 茶碗2膳分 / 塩 少量 / 大葉 4枚 / とびこ 小さじ4

つくり方

  1. 赤エビはミルにかけて粉末にする。
  2. ボウルに温かいごはんと1、塩を加えて混ぜ合わせ、4等分して平丸型のおむすびをにぎる。
  3. 粗熱が取れたら大葉で包み、とびっ子をのせる。

赤エビはミルで粉末状に

「桜エビは高価ですが、赤エビは安くてミルにかけるだけでふりかけに大変身。ごはんに混ぜると鮮やかな桃色ごはんになります。桜餅の葉の代わりに大葉で包んだおむすびに食感の良いとびっこをのせれば、プチプチとはじけるおいしさが味わえます」(マイティさん)。


注1 食材代は東京都内にあるスーパーの底値を基準に計算しています。
注2 米や基本的な調味料は材料代に入れていません。