今回は高価なイメージのあるエビ天丼を1人50円という材料代で仕上げる。節約だけではなく、クイックレシピでもあるのでぜひ試してみて欲しい。もう1品はこの時期に安い大根でかさ増ししたつくね。大根はかさ増しだけではなく、食感のアクセントとしても大活躍している。
著者プロフィール
マイティ
節約料理研究家・日本ソムリエ協会認定ソムリエ
東京都在住。都内の人気料理店で店長を務めたのちに結婚。2004年に趣味の節約を生かして、節約料理のブログを開設。「節約は明るく楽しみながら」をモットーに、愛する家族のため、節約しつつも安くてリッチな献立作りに励む。料理以外にも公共料金の節約術、ハンドメイドなどを公開したブログ『1ヶ月2万円の節約レシピ』が人気を集めている。節約をテーマとした雑誌やテレビ出演も多数。
「なんちゃってエビ天丼」材料(2人分)100円
|
|
高価なイメージのエビ天丼がなんと1人分50円でできる! その秘密は干しエビと天かすの活用にアリ。安上がりで時短。うれしいこと尽くしのレシピだ。
材料(2人分)
干し赤エビ 大さじ2 / 天かす 大さじ4 / めんつゆ 適量 / ごはん 2膳分
つくり方
干し赤エビはフライパンで煎って香りを出す。
丼にごはんを盛り、天かすと1をのせてめんつゆをかける。
|
油揚げは両面を焼いてから使う |
「エビの天ぷらはおいしいけれど、高くつくし、殻むきや背ワタ腹ワタを取り除いたりと何かと面倒……。そんな風に考えている方が多いはず。でもこの方法なら安上がりでしかも簡単。干した桜海老は高価ですが、干し赤エビなら安価です。天かすは市販のものでもOKですが、天ぷらをつくる時に残った衣で天かすをつくって冷凍保存しておくと、すぐに使えて便利ですよ」(マイティさん)。
「大根のあんかけつくね」材料(2人分)155円
|
鶏挽肉を使うつくね。今回は大根でかさ増しをし、節約レシピにしている。大根の食感がやわらかなつくねの中で映え、食べ飽きない。
材料(2人分)
鶏挽肉 150g / 大根 150g / 大根葉 適量 / 卵 1個 / 醤油 大さじ1 / おろし生姜 1/2片分 / 片栗粉 小さじ1 / サラダ油 小さじ1
A(顆粒状のだしの素 小さじ1 / 水 1/2カップ / 薄口しょうゆ 小さじ1)
つくり方
ボウルに鶏挽肉、皮をむいて千切りにした大根と大根葉、卵、醤油、おろし生姜を加えてよく混ぜ合わせる。
フライパンにサラダ油を引き、1を8等分して小判形に成形したものを並べ入れる。
焼き色がついたら裏返し、蓋をして蒸し焼きにする。中まで火が通ったら皿に盛りつける。
鍋にAの調味料を入れて煮立たせ、倍量の水で溶いた片栗粉を少しずつ加えてあんをつくり3にかける。
|
油揚げは両面を焼いてから使う |
「冬になり、大根が安くなってきましたね。安い時は1本100円で買えるので、かさ増し材料として使います。今回は大根と鶏挽肉が1対1という超ヘルシーな仕上がり。やわらかつくねの中で大根の食感がアクセントとなっています。大根のさっぱりした味が和風味のあんと絡んで最高です」(マイティさん)。
注1 食材代は東京都内にあるスーパーの底値を基準に計算しています。
注2 米や基本的な調味料は材料代に入れていません。
