「足元を見られる!」足に関わる慣用句・ことわざは数多く存在します。実際、その重要性は多くの男性に認識されていますが、具体的な留意点は、意外と見落とされがち!
ご存じでしたか? 靴を磨くだけでは、足元の身だしなみは不十分です。今回は、25歳以上の理系男子が見落としがちな足元の盲点を、スタイリスト森井が一刀両断!
■NG1.あなたは、何本もっていますか?
ベルトの話です。靴とベルトを合わせることは、ビジネススタイルの基本と言われています。その理由をご存じでしょうか?
実は、カラーコーディネートの基本ルールに通じています。リンケージと呼ばれるテクニックをご存じでしょうか? 離れているアイテムの色が共鳴して生まれる統一感! 整った印象が生まれる秘訣なのです。
雨にぬれたり、蒸れたりするので、靴を休ませることは既に常識かもしれません。しかし、ベルトの色はいつも同じ……。これでは、合わせる靴色次第で、チグハグな印象が相手に伝わってしまいます。だから、所有する革靴の色数だけ、ベルトの本数をそろえましょう!
私が提唱する大人の「エレガントカジュアル」では、靴とベルトのみならず、バッグ取っ手の色まで揃える猛者もいます。
■NG2.残念なソックスとは?
「どうせ見えないだろう!」と思っていませんか? 靴にこだわる男性は多いですが、靴下にこだわる男性は少ないのです。電車の座席に座っているビジネスマン、あなたの事です(笑)。立っている状態で隠れているソックスも、座った瞬間、丸見えになっています。
靴下のカラーコーディネート、考えたことはありましたか? 靴下の色は、靴もしくはパンツと同系色にそろえましょう。ただし、同系色であっても、濃い目のトーンで合わせてください。明るい色の靴下は難易度が高く、一歩間違えると間延びして見えるからです。
来月は忘年会シーズン! お座敷で靴を脱ぐ機会も増えます。変わった柄物ソックス、5本指ソックスを履いている場合、デザイン同様、人格まで風変わりと誤解されやすいものです。靴下の差別化は注意しましょう、個性は他の手段で演出してください!
■NG3.男が陥る、靴の盲点!
女性はチェックしていたのです、男性が履く靴のすり減り加減を! 先日、ある女性から相談を受けました。「交際中の男性に、かかとのすり減りを気づかせてほしい」という内容です。そこで、その女性は、私のファッションコンサルを彼氏にプレゼントされました。
実は、かかとに対する意識は、男女間で異なります。女性は摩耗が激しいハイヒールを履くこともありますから、男性以上にかかとに対する意識が高いのです。
今すぐかかとをチェックしてください!すり減っていたならば、駅にある靴のお直し屋に直行しましょう! たった3千円程度で靴のかかとを直してくれますから。
<著者プロフィール>
森井良行
「ユニクロさえもカッコよく」をキャッチフレーズに、大人カジュアルとして、エレガントカジュアル(エレカジ)を提唱。渋谷・有楽町etc.ショップをまわり、その人だけに似合う服をコーディネートする買い物同行サービスの実績は、のべ3,000人を超え、97%の独身顧客が「女性にほめられた」という。公式サイト「エレカジ」ではコーディネート事例や「モテるファッションアイテム」を日々紹介中。
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