暑い季節には、夏休み、仕事があってもビアガーデン、屋上BBQ、野球・サッカー観戦といったデートができます。お盆休みも仕事が休みではないから会社のメンバーで集まってしまう、お盆に帰省しないので一緒に食事する機会ができるなど、なんとなくデートをするチャンスはイロイロあるものです。

とはいえ、女の子からすると夏のデートには、メイクが落ちやすい、洋服の汗染みやにおいが気になる。冷たいものを飲みたいのだけれどおなかの具合が心配、外と室内の温度差で体調が崩れちゃうなど、夏のデートには心配なポイントがてんこもり。

今日は、男子のみなさんはどうすればできるだけ快適なデートを女の子に提供できるのか? という問題について考えてみたいと思います。

◯デートで行くお店までの移動に時間をかけない。駅近、アクセスの便利な場所をセレクトする。

仕事帰り、学校帰り、アルバイトの帰りなどで、すでに汗びっしょりになっている女の子。これから大好きな彼や、気になる男子とデートとなると、着替えそのものをまるごと持ったり、メイク道具一式を持参したりして家を出ているものです。そのため、ふだんの仕事用のバッグ以外にも荷物がたくさんあって重いという可能性があります。

ですので、デートの行き先まで距離がありすぎると、せっかく着替えたのにまた汗で服がびっしょりになってしまう。荷物が重くてさらに疲れてしまいます。暑い季節の仕事(学校)帰りデートは、遠いけど行ってみたいお店、ちょっと歩くけどおしゃれなお店よりも、待ち合わせ場所から近くて、すぐにひと息つける場所を前もって予約しておくほうがいいかもしれません。

◯デートの行き先が外という場合、ふつうの大きさのタオルを余分に持っていく。虫よけ、蚊に刺されたときにつける薬、うちわやせんすなどを持っていく。

外でデートをする場合は、汗をかくことがさけられないものです。が、体育会系出身以外の女の子はたいてい、ふつうのハンカチの大きさしかないタオルハンカチだけしか持っていないことが多いものです。でも、夏にずっと外に出ているときは、ふつうサイズのタオルやスポーツタオルを首に巻いて、うちわであおいで風をおくるくらいでいい場合が多いもの。

余分にタオルを持っていって女の子に貸してあげれば、「後で洗って返すね」といった感じで、次に会うきっかけもつくりやすくなるものです。持ち物がふえて、かさばってしまうかもしれませんが、タオルやひんやりグッズなどを余分にもっていっておくといいと思います。

◯20代後半、30代ともなってくると、男性だけでなく女性もなんとなくお盆休みに実家に帰りづらい、帰りたくないという状況の人が増えてくるもの。なぜか、お盆休みも帰省せずに残っている女子がいたら、さりげなく、「オレ今年は実家に帰らないんだ。帰ると、まだ結婚しないのかとか、いとこのところはもう子どもも生まれているのにとか言われるし。親戚が集まってきて同じことを言われるのがだんだん面倒になってきてさー」というような打ち明け話をしてみるといいかもしれません。

こういった話をするとなんとなく、自分の弱みをみせているような気がする……と感じる男子もいるかもしれませんが、そうすることで女の子も心を開いて、「わかる、わかる。私も同じようなものだよ。こっちに帰ってきてお見合いしたら? とか、同級生で独身なのは私くらいとか言われちゃって。実家に帰ってもくつろげないというか、かえって疲れちゃうんだよね」と自分の打ち明け話をしてくれるかも。

一緒にデートをして気晴らしするだけではなく、ちょっとふだんは話しづらいことを打ち明けてみたりすることで、気持ち的に女の子をサポートしてあげる。精神的に女の子に寄り添ってあげるというのが、世間はみんな家族と夏休みだけど、ひとりで過ごしているという女子には、とっても心強いことになると思います。

みんなで出かけて、ワイワイ楽しむのもいいことですが、こんな時期だからこそできる話をして、ゆっくり相手のことを知ろうとする。女の子の気持ちに寄り添って、ただ話を聞いてあげるというのが、どこへも行けずにひとりで休日を過ごしている女の子にとってはいちばんうれしいことかもしれません。

その他にも、暑いからといって冷たいものばかりゴクゴク飲んだり、アイスやかき氷を食べ過ぎたりしたあげく、クーラーでおなかを冷やしてしまう。

クーラーが直接あたる席に長時間座っていて具合が悪くなってしまう。外デートでトイレに行くのが面倒なので、水分を控えてしまう。といった、女の子独特の行動に注意して、夏のデートで冷やしすぎないよう、渇きすぎないように男子のみなさんには、気を配ってあげてほしいところです。

家族や友人と集まって楽しむ季節だけに、どうもひとりで過ごしていそうな女の子や、実家に帰らないようすの女子がいたら、「休みは何をしているの?」と声をかけて、たとえデートできなかったとしても、話だけでも聞いてみてあげるみといいと思います。

酒井冬雪です。夏休み突入の方、多いと思います。よい休日をお過ごしください。ではまたね。