男性が女子をホメるのは、とてもいいことだと思います。なぜなら、女子をホメてあげられる男性はいまだに意外と少なく希少な存在であるからです。ですので、ホメ上手な男子は女の子からの人気が高い傾向がある。それで、モテたりする場合も多い感じがします。
というわけで、女の子を上手にホメてあげたいなぁ、女の子全体をホメるのはムリだとしても、大好きな彼女や気になるAちゃんをホメるくらいはできたらいいなぁと思う男子はいるはずです。
とはいえ、女の子をホメるのはなかなかむずかしいもの。今日は、女の子をホメるときに気をつけたいところ、上手にいい感じで女の子をホメる方法について考えてみることにします。
そもそも、大前提として、ホメられる側である女の子も、男性からホメられ慣れているわけではないケースがほとんどです。男子にホメられるのが当たり前のことのようになっていて、ホメられた時の対応がスマートである……というような女子は案外少ないものなのです。
というのも、女の子が最初に接する確率が高い男性であるお父さんや男兄弟などの身近な男性も、娘をほめる、妹や姉をほめる、親戚の女の子をほめるといったことはしない人が多い。
そのため、「かわいいね」と男性からホメられても、(この人、本気で言ってるの?) と疑いの心を持ってしまう女子がいたり、(こういうこと平気で言える人って、軽いんじゃないの?) と思ってしまう女の子がいたりで、なかなか男子のホメたい気持ちが伝わらないこともあるわけです。
ホメる側である男子だけでなく、実は女子のほうもホメられることに慣れていないかもしれないのですから、あまり力まず、緊張せずに、自分だったらどんなときに、どんなふうにホメられたらうれしいと思うかなと相手の立場になって考えてみてはどうでしょう。
また、女の子はこういうホメ方をするとよろこぶという雑誌やなにかの恋愛コラムをうのみにして、誰に対しても同じホメ方をしてしまうのは、あまりよいホメ方とはいえない気がします。その他にも、自分ではそんなつもりはないのだけれど、女の子からするとホメられているというよりは、ケナされている感じがしてしまうケースもひんぱんに見受けられます。
たとえば、ぽっちゃりを気にしている女の子に「オレ、ぽっちゃり系大好きなんだよね」、彼女でもないそんなに親しくもない女子に向かってなぜか上から目線で「ショートカットって男受け悪いけど、オレ的にはOKかな」、合コンなどの場面でトナリに座った女の子に自己アピールとして「女の子に顔のかわいさとか求めてないから」、年上の彼女や職場の先輩に「やっぱり年の功だね」、今付き合っている彼女に向かって「歴代の彼女の中でいちばんかわいいよ」、体育会系女子を見て「なんていうか、違った意味でいいカラダしてるよね」というようなホメ方をしてしまうと、女の子的にはホメられたんだかケナされたんだかどちらなのか納得できないという感じになってしまいます。
女の子でなくても、誰でもそうだと思いますが、自分で自分のことを、「やばい、ちょっと太りすぎたかも。やせないと」とか「デブキャラだから」とか言っていたとしても、大好きな彼氏や気になる異性から、「ぽっちゃり大好き」と太っている認定をされてしまうと、ドーンと落ち込んでしまうのはよくあることです。
女の子をホメるときは、マニュアル的なやり方でホメたりしない。ケナしつつホメたり、上から目線でホメたりしない。スナオに、気持ちが相手に伝わるようにストレートなホメ方をするほうがいいと思われます。
というわけで、それではどういうふうにホメると女の子からよろこばれるのか? というと、
◯相手がホメてほしいポイントを見抜いてホメてあげる。
外見はサバサバなのだけれど、心の中が女の子らしい女子には、「きれいだね」「かわいいね」と女の子っぽいポイントをホメる。
一見、かわいらしくて女の子っぽいのだけれど、実は内面は男気があったりする女の子には、「ホントにアタマいいね」「クールだね」というようなホメ方をしてあげると、よろこばれると思います。
◯ホメたい女の子が大切にしているもの、時間や手間をかけていることに気付いてホメる。たとえば、彼女が凝ったネイルをしているのだったら、「ツメきれいだね」と言ってみる。
趣味に熱中しているようすをみて、「ひとつのことに一生懸命になれるっていいね」と言ってあげる。相手が大切にしていること、大事にしている、こだわっていることをすばらしいとホメてあげられるといいと思います。
◯他の人が気付かないようなポイント、たぶん自分しかわかっていないだろうなと思われる彼女の美点をホメてあげる。もしくは、彼女が一生懸命にガマンしていること、本当は甘えたいのに誰にも甘えずひとりで頑張る姿などをホメつつ、「でも、頼って甘えてほしいのに」とひと言つけくわえてあげるのも、いいホメ方だと思います。
自分がホメられたり、励まされたり、相手に認めてもらえたりするようなことばをもらったらうれしいのと同じように、女の子もホメてもらえるととてもうれしいものなのです。
恥ずかしさや慣れていない感じがあって、女の子をホメるのはむずかしいという男子は多いと思いますが、自分の大切な人、大好きな彼女が相手なのでしたら、ぜひホメることばで自分の気持ちを伝えてあげてほしいところです。
酒井冬雪です。女の子をホメるときに、大勢の前で、人前でホメるのはあまりよいことではありません。女の子をホメるときは、ふたりきりのシチュエーションでこっそりホメてあげてほしいところです。では、またねー。