女の子が思っている「かわいさ」や「モテる女の子」と、男子が感じる女の子のかわいさやモテ度の間にはギャップがあったりするものです。

たとえば、女の子的には「やせているほうが男子からモテる」と思い、必要以上にダイエットしてしまったり、標準よりもかなり細かったり、鍛えて筋肉をつけすぎたりしてしまったとします。でも実は、男性からすると、ちょっとくらいぽっちゃりしていてもいいのに……とか、それぐらいで太っているとは思わないのに……。と、男女の感じ方にギャップがあるケースはいろいろあります。

もちろん、好きなタイプに関しては人それぞれですが、それでも、「女子が言うかわいいはちょっと違う」「男子のいいヤツは、女子の目線で見るとそうとも限らない」というのはよくあること。

というわけで、女の子からカッコいいと思ってもらいたい。女子からちょっとモテてみたいときに、男子からではなく、女子から、「それ、いい!」と思われる言動について考えてみることにします。

◯どんな話も「うんうん」と相槌を打って、真剣に聞いてあげる。

ツッコミどころ満載の話や、グチっぽいが出てきたとき、男同士の会話では、鋭いツッコミを入れたり、きつい切り返しをしたりするのも、「おもしろいヤツ」「アイツのグチは長くなるから、さえぎってくれてありがとう」と思ってもらえるかもしれません。

ですが、女の子にいきなりそれをしてしまうと、人の話を聞かない、怖い、性格がよくない……と思われてしまう場合があります。

相手の女の子と親しくなって、何でも言い合える関係になっているのならいいのですが、まだそんなに親しくない間柄だったり、ほとんど初対面というときは、女の子の話をとにかく真剣に聞いてあげる。あからさまにつまらなそうな顔であくびをしたり、付き合いきれないとばかりに他のことをしはじめたりすると、(あ、私の話がつまらなかったんだ……。どうしよう)と女子を困らせるか、(自分から話しかけてきたくせになんなの? ごはん食べるのに気を取られて、途中から人の話をちっとも聞いてないじゃない)とムッとされてしまうかのどちらかです。

女の子はたいていの人が、つまらない話や自慢話? と思っても、笑顔を絶やさず相槌を打って人の話を聞く能力を身につけています。話を聞くことが、人間関係をスムーズにするのに必要なスキルと思っているからです。

ですので、人の話を聞く気がない雰囲気をかもしだしてしまうと、(ウソでも聞いてるふりすればいいのに)(この人は、私とは気まずい関係になってもいい、どうでもいい相手だと考えているのね)と思われてしまうこともあるかもしれません。

聞き上手な男子は、忍耐強くてやさしい人と思ってもらえるものですので、どんな話も世の中にはいろんな人がいるんだなぁというような気持ちで真剣に聞いてみるといいと思います。

◯歓迎会やコンパの席で、何でもおいしそうに食べる姿を見せる。飲み会の席なので、大皿に盛られた料理を女の子に取り分けてもらったのに手を付けなかったり、「それ嫌いだから、××取って」と言ってみたりする男子の姿を、女の子はけっこう見ているものです。

好き嫌いがなさそうな感じで、目の前に置かれたものを「ありがとう」と、おいしそうに食べている男子は、見ていて気持ちがいいものです。大皿に盛られた料理を、その場の人数を考えずにひとりでパクパク食べてしまう。大食いであっという間に料理をたいらげてしまうというのでなければ、出されたものはおいしそうに残さず食べてみましょう。

また、あまり料理に手を付けてない女の子がいたら、周囲に気付かれないように、「これ、好きじゃないの?」「他に食べたいものあったら取るけど?」と聞いてあげられると、周囲に気配りできる男性と思ってもらえるはずです。

お店の店員さんの対応や料理の味など、お店に関してうんちくを傾ける男子はけっこう多いものですが、その場でそれを言ってしまうと、幹事を引き受けてくれた人に対してよくないですし、場の雰囲気を楽しんでいた女子からも、(あ、お料理おいしいとか言っちゃってすみませーん)と思われてしまいます。

気になる女子と近くの席に吸われたこと。みんなでお酒を飲めること。その場を設定してくれたすべてに感謝の気持ちをもって……みたいな気持ちで、飲み会に出席してみるといいかもしれません。

◯仕事の場や学校などで、あまり目立たずうまく溶け込めない女子に、「△△ちゃんは、ランチ何を食べたい?」「飲み物何か注文しようか?」「□□ちゃんはどう思う?」など、意見を聞いたり、発言を求めたりすることができると、女の子から「それ、いい!」と思ってもらえるものです。

たとえそれが自分に向けられたことばではなかったとしても、(おとなしい××ちゃんに声をかけてくれて、やさしい人だな)(私も気になっていたんだけど声がかけられなくて、Aくんってやさしい)と、周囲にいる女性は考えます。

女子同士だと、女子同士だからこその遠慮や気遣いがあって、なかなか話を向けられないときがあるのですが、そこに男子がさらっと入ってきてくれるとみんなの雰囲気がよくなることもあるものです。日ごろから周囲をよく見て、おとなしそうだったり人見知りそうだったりする子には、男性の側から、なにげないふうをよそおって声をかけてあげるといいと思います。

女の子を目の前にしたとき、男子としてはついつい、(オレに気づいてほしい)(親しくなりたい)(いっぱい話をしたい)と、自分が「こうしたい」という気持ちが前に出てきてしまう部分があるかもしれません。

しかし、その気持ちをあえて振り切って、周りに困っていたり、話に入っていけなかったり、あまり食べていない子がいないだろうか? というところを注意してみるようにしてみると、自然に女の子のほうから、(この人と仲良くなりたい)と思われる可能性が高まるというものです。

女の子と一緒にいるときは相手の立場を考えて、相手をよろこばせたい気持ちで行動してみるといいかもしれません。女の子の立場を考えてみるってけっこうむずかしいことですが、ぜひ挑戦してみてほしいなと思います。

酒井冬雪です。男同士だと、毒舌だったり、悪口を言い合ったりするのも、じゃれあって楽しんでいる仲のよさになったりしますが、女の子にそれをすると「ひどい」「意地悪」と思われてしまう場合がほとんど。相手を悪くいっても「はいはい」と笑ってすませられる関係になるまで辛辣なものいいは、控えめにしておいたほうが無難だと思います。では、またねー。