別れの季節を過ぎたら、今度はあっという間に出会いの季節がやってきます。すぐに気持ちを切り替えるのはむずかしいというタイプの人にとっては、なかなかタイヘンな時期ですが、それでも出会いの季節は向こうからやってきてしまうもの。今日は、初対面の女の子からよい印象を持ってもらうために気を付けたい点について考えてみることにします。
◯身だしなみ。長期にわたってカットされていない髪、寝ぐせやヒゲのそり残し、くつ下が左右で違っている。というようなところを女の子は見ていないように見せかけて、実はけっこうじーっと見ていたりしますし、容姿の良しあしよりも、清潔感に重きを置いている子が多いものです。
ファッションに気を遣っておしゃれに…とまでは言いません。というかむしろ、あまりにおしゃれすぎる男子は、(この人、服にどれだけお金かけているんだろう…。浪費家だろうな…)と思われてしまう場合もあるものです。
男性の場合はやはり、必要以上におしゃれすぎるよりも、靴がキレイに磨かれている。いい時計をしている。雨の日に傘を見たら、ビニール傘ではなく、いいものを使っていた…など、さりげない小物に気を配る。かけるべきところにはお金をかけているけれど、そうでないところには経済的という合理性をみせる感じが好ましいと思います。あまり気負わず、家の中ではなくて人前に出るのだ! と思って身だしなみに気をつけてみるといいかもしれません。
◯女子によって態度を変えない。女の子はけっこう、周囲の人たちの中での自分の立ち位置に気を遣っていますし、周りからどう見られているかという問題に敏感なものです。男性の中には、自分では意識していないつもりでも、特定の女子にだけきつい感じで当たってしまったり、なぜかとても上から目線で話をしてしまったりする人がいます。 特に、同期入社や同級生という人間関係の中で、AくんはBちゃんに対しては言葉使いも丁寧で優しく接しているのに、Cちゃんに対してはえらそうな態度で突き放すようなものいいをしている。といったことがあると、女子の中では、(あれって、どういうこと?)といろいろ臆測がはじまってしまいますし、上から目線で対応されている女子としては、いい気持ちにはなれないはずです。
Aくん的には特に意識しておらず別に何の意味もなかったとしても、丁寧に接しているほう、もしくは上から目線なほうのどちらかに好意があるのではないか? と思われてしまう可能性も出てくるわけです。
男子が絡んで、女子同士でトラブルになるのはよくあること。男性が相手の女性を見てコロコロ態度を変えていると、それがきっかけでもめごとが起きることもあるものです。そうなると、もめごとの原因となった男性は、一部の女性から敬遠されてしまう場合もあるものです。女性には誰に対しても態度を変えず、公平に接するといいかもしれません。
◯自慢をしない。そんなつもりはないのかもしれませんが、女の子に自分をよく見てもらいたい。女の子に自分をアピールしたいと思うあまり、ついつい自慢話ばかりしてしまう…という男子は後を絶ちません。
車は××に乗っている。△△大学を卒業した。お父さんはこんな仕事をしている。親戚の誰々はこういう地位についている。きょうだいはこんな仕事をしている…といった自慢話をする男子は驚くほど多いものです。
女子は本当に、自分の本音を表に出さず、社交辞令を言ったり、その場の会話をふわっと流したりするのが得意ですから、「へえー。そうなの? すごいねぇ」とやさしく対応してくれるかもしれません。ですが、内心では(えらいのはお父さんであって、自分ではないってことだよね)とか、(いろいろ飾りつけないと、自分のことをアピールできない人なんだ)とか、けっこう冷静に話を聞いていたりするのが女子というものです。
相手の女子が熱心に話を聞いてくれているように見えるからといって、自分以外の人(親や親せき)の話を持ち出して自慢をするのは控えておいたほうがいいかもしれません。
入学や入社、転勤、引っ越しがきっかけで新しい出会いの場に向かうとき、不安と期待がごっちゃになった気持ちでドキドキしているのは、女の子も男子も一緒です。そして、女性は特に、新しい場所での自分のおさまりどころを見つけることにとても気を遣っています。
新しい出会いの場で、かわいい女の子を見つけたり、気になる女子が出現したりすると、男子としてはついつい何とかして知り合いになりたいと焦ってしまうかもしれません。しかし、一方の女の子のほうは、気の合う女友だちをみつけることや、新しい職場や学校でのルールやマナー、システムを知ることを最優先にしている人が非常に多いものです。そんな女の子の気持ちをくんで、そっと目立たず手助けをしてあげたり、面倒見のいい男子になったりできると、女の子からよい印象をもってもらえるはずです。
出会い! はちょっと後回しにして、初めての場所で緊張してとまどっている女の子を助けてあげられる男子になってみましょう。
酒井冬雪です。人見知りそうな女子には、積極的に「何かわからないことある?」と声をかけてあげると「いい人」と第一印象が劇的にUP! 人見知りの私としては、非常にそう思います。では、またねー!