告白したもののうまくいかなかったとき、どうして断られてしまったのか? なぜうまくいかなかったのだろうか? その理由がわからない……と悩んだことのある男子は多いと思います。
当の本人である女の子に理由を聞いても、「あなたなら、もっとステキな女性がいるはず。私にはもったいない人だから」とか、「あなたの横にいてつりあう女ではないから」とか、ホメられているけれど、それが真実なのかどうか腑に落ちない理由しか言ってくれない。本当の理由はもっと別のところにあるのではなかろうか? と思ってしまった男性もいるはずです。
というわけで今日は、女の子が口に出さない、彼をお断りした理由について考えてみることにします。
●「Dちゃんのことをお母さんに話したら、こうアドバイスされた」と女の子に話していた。ウソでしょ、と思う男子も多いと思いますが、日ごろから話のはしばしに「おかんが、おかんが」と出てくる、お母さんと仲良し男子は、自分の恋愛のこともお母さんに相談してしまうようです。
相談するのはいいと思うのですが、それを告白する前の好きな女の子にすべて話してしまうのはどうか……と思います。
●彼女の友だちのことを悪く言う。そのくせ、悪口を言った友人を「今度連れてきてよ、一緒に遊ぼう」などと言う。もし、自分が逆のことをされたらどう感じるでしょう。オレの親友のKのことを悪く言いながら、でも「今度一緒に遊ぼう」って……。
実はK狙い? と思ってしまう場合もあるはずです。自分がされてイヤなことは、相手の女の子にもしないほうがいいかもしれません。
●彼女の趣味に関して、詳しいわけではないのにうんちくを言う。彼女の趣味のフラワーアレンジメントについて、いいところを見せたいばかりに本を読んでネットで情報を集めて勉強して、うんちくを言ってしまう。
でも、女の子のほうはもう5年もその習い事を続けているのだとしたら、うんちくを傾けるのではなく、興味を持って質問をして、彼女に教えてもらう姿勢をみせたほうが好感も持たれていたはず……。
●君が好きと言っておきながら「そういう服装はやめたほうがいい」「髪をのばしたら」とやたらと改善要求をしてくる。こういうことを言っていると「好き!」と言っても、ありのままの私をまるごと好きになってくれたわけではないのかな? と女の子に疑いをもたれても仕方ないと思います。
また、女の子は「こうあるべき」というあるべき論の持ち主で、融通がきかないか、心が狭い人と思われてしまうこともあります。好きな相手のすること、選んだことなら、なんでも好き、応援してあげたいという気持ちが自分にあるかどうか、自分自身を見つめなおしてみてもいいかもしれません。
●一緒に笑い飛ばしてもらいたくて親しい友だちのグチを言ったら、「でもさ、あの子も悪気があったわけじゃないと思うから。おおめにみてあげなよ」と真顔でさとさとしてしまう。
ふだんから、人の悪口をやたらに言うような女の子ではなく、友人女子の面倒見がよい姉御肌の女子なら、たまにはこんなグチを言いたくなるのもわかるよ、というふうに、相手をよく見て対応してもらいたいところです。
●オレの子どものころの話……を一時間でも二時間でもしつづけてしまう。好きな人に自分をわかってもらいたいという気持ちはよくわかります。でも、これは、お互いに両想いで、ふたりで子ども時代の話になったときにすればいい。片想いの相手に、これをしてしまうと一方的になってしまい、自分のことばかり話す人と思われてしまいます。
●自分で質問をしておきながら、女の子がそれにこたえると、まだ話している途中なのに、「わかった」「いや、待って」と話をさえぎってしまう。わかっているなら、最後まで聞くつもりはないのなら、質問もしないでほしいです。
●「オレってやさしすぎる人だからさ」「オレってほら、一途だろ」「オレ、察しがよすぎて、ごめん」と自己申告する。先に男子にそう言われてしまうと、否定するのはむずかしくなりますし、わざわざ否定する必要もないかもしれません。
でも、女の子からみると、自己申告する男子に限って、そんなにやさしくも察しがよくもないような気がするのは……気のせいかしら。
●告白されたものの、お断りすると「やっぱり、生きていてもいいことなんてない」というようなことを言って、相手の女子を不安にさせる。長年、付き合っていたというのなら、こんな気持ちになることもあるかもしれませんが、彼女でもない女子に、そういったことばをぶつけてしまうのは、ちょっと自分勝手なふうにみえてしまいます。
●告白されたけど「ごめんなさい」と言ったら、後日母親を連れてきて「あなたのせいで、うちの息子はこんなにかわいそう」とお説教をされた。ウソだー、そんなことする男がいるわけない……、そう驚いた男らしい人はきっと大多数なはずです。そう信じたいです。
このようなことがあって、実はお断りをしてしまったの……というのが女の子側の理由です。恋愛というものは、自分のいちばんいい面を引き出すことがあれば、皮肉にも自分のいちばんよくない面を引き出してしまうこともあります。
好きな女の子にはいいところを見せたくて、ホントはそんな性格ではないのにカッコつけてしまう。知ったかぶりをしてしまう。ふだんなら笑ってしまうところも、彼女を前にするとなんでもマジメにとらえて、話が望まぬ方向へ進んでしまうのもよくあることです。
「髪型かえたら?」と言われた女の子が、ありのままの自分を好きになってほしいなと思うのと同じように、自分もありのままのオレを好きになってほしいなら、飾らずいつもどおりの自分で勝負してみてもいいと思います。
いつもどおりの自分で、好きな女の子の前に立つって、なかなかむずかしいことかもしれません。ですが、それをマスターするためにも、ふだんからイロイロなタイプの女性と話をして、女子という生き物に慣れる。女の子をよく知ろうとする謙虚な気持ちをもってみるといいと思います。地道な方法ですけど、ぜひ、次の恋はうまくいくようにがんばってほしいところです。
こんにちは、酒井冬雪です。花粉症がひどくて外に出るのにちゅうちょしてしまいます。季節の変わり目、生活も新しく変わる人が多い季節、くれぐれもお体ご自愛くださいね。では、またね。