女の子には、オレのよさがわかってもらえない。オレの友人の××もいいヤツなのに、アイツの良さが女の子には伝わらない。そんなふうに感じたことのある男性、多いのではないかと思われます。

女の子が、同性である女の子のことを「◯◯ちゃん、とってもかわいくていい子なのに、男にはそれがわかんないのよ」と思うのと同様に、男性のみなさんもオレのいいところ、友人のいいところが女性には理解されにくい……とそんなふうに思う瞬間があるわけです。というわけで今日は、女の子に男子のよさを伝えるには、どんな点に注意すればいいのかという問題について考えてみることにします。

やはりといえばやはり、基本中の基本なのですが、まずは身だしなみを整えることがいちばん大切です。女の子は、外見のいい悪いではなく、清潔感に重きをおく傾向がありますので、別に特におしゃれなスタイルをしていなくても、とにかくキレイにしておくことに気を使ってみるといいと思います。

特に、寒い季節は(汗かいてないし、大丈夫だろう)と洗濯やクリーニングに手抜きをしてしまう男子が多いものですが、意外とさまざまなにおいが衣服にしみついていたりするものです。

家を出るとき、仕事から戻ったあとは、リ◯ッシュやファ◯リーズをスーツにシュッシュする。今日は汗をかいていないなぁと思っても、衣類をキチンと洗濯するところから始めてみるといいかもしれません。

寝ぐせを直す。こまめに散髪する。ヒゲを剃った後は剃り残しがないか念入りにチェックする。メガネが汚れていたら、こまめにふいてみる。思い切ってメガネのフレームをかえてみる……といったことに気を使ってみると、清潔感のある人と思ってもらえるはずです。

また、相手が女の子だから、何でも手伝って助けてあげたほうがいいと決めつけてしまうのもよくないかもしれません。その点は女の子それぞれで、手助けしてくれる男子を「やさしい人。好き」と思う人もいれば(自分でできるのに。やめてほしい)と受けとる女の子もいるものです。

もしかすると、自分は助けてもらうのではなくて、助けてあげるのが大好きという女の子もいたりします。相手の女の子のこうしたいという気持ちを尊重して、女の子だからできないだろう。やってあげたほうがいいだろうと決めつけないのが得策です。

たとえば、荷物をもってあげるにしても、彼女のいかにも女の子らしい小さなハンドバッグまで「持つよ」と持ってあげるのではなく、重そうな仕事の書類や備品だけを持ってあげるといいと思います。会社や学校のイベントで、バーベキューなどの催しがあったとき、オレは料理得意という人は、なんでもしてあげちゃおうと考えるのではなく、まず周囲の女の子をみてあげてください。

料理が苦手そう、力仕事が苦手そうな女の子がいたら、手伝ってあげる。仕事をかわってあげる。その子が得意そうな仕事を一緒に探してあげる……というように、女の子が活躍できる場をみつけてあげるといいでしょう。

もちろん、何にもしたくない、のんびり休憩していたいという感じの女の子がいたら、飲み物やお菓子を運んであげつつ、となりで何か作業をして、ふたりともサボってないよーという雰囲気をつくってあげてもいいかもしれません。

男性の中には、自分の弱さや恥ずかしい話、苦手なことを女の子に見せないようにする人は多いものです。でも、たいていの女の子は男子に完璧さを求めているわけではありません。カッコいいところだけを見せよう、賢いところだけをみせよう、バカって言われないように言わせないようにしよう……という雰囲気をかもしだしている男の子をみると、女の子はヘンに気を使ってしまいます。

それよりは、自分のドジな話や失敗談を笑いながら話してくれる。苦手なことにも取り組んで、できなくても飽きずに焦らず、頑張る姿、根気があるところを周囲にみせている。そんな男子のほうが、女の子から好感をもたれたり、親しみやすい人だなと思ってもらえたりするものです。

そして、同性である男性同士が仲良さそうにしているのも、女の子からみるとイメージアップにつながります。しかし、仲のいい男性同士で、悪口を言い合ったり、お互いをけなしあったりしている姿は、女の子からみると(友人を悪く言うなんて、心せまくない……)と勘違いをされてしまうこともあるものです。

見ている女の子に、兄や弟など男兄弟がいると(男の子ってそんなもの)とわかってもらえるかもしれません。ですが、見ている女の子に姉や妹しかいない、ひとりっ子というときは、男子同士のじゃれあいを(意地悪い)(友人によくあんなことができる)と思ってしまうこともあるわけです。

こういった間違いをさけるためにも、気になる女の子が目の前にいるときは、一緒にいる友人をほめてあげる。できれば自分も、相手の友人男子にほめてもらうと、女の子から(仲良しで楽しそう)と思ってもらえるはずです。

女の子に、オレのよさが伝わっていないなというときは、こういった点に気を付けてみると「オレのよさ」が女の子に理解してもらいやすくなるはずです。うまくいかないことも、やりすぎてしまうこともあるかもしれませんが、行動に起こしてみないと何もはじまりません。失敗しながら、次はこうしてみようとチャレンジして、オレのよさを女の子に伝えられるよう、がんばってみてもらいたいものです。

酒井冬雪です。私は笑うと顔がくしゃっとなる男子をみると好感度大! と思いますが、友人女子は、賢い男の子の困ったようなひきつったような微笑みがかわいいし、ツボと言ってました。女子の好みもそれぞれですので、自分の個性を生かして、女の子にアピールできるといいと思います。では、またねー。