彼女がいるのだけど、最近うまくいっていない気がする。彼女ではないのだけれど、仕事上のパートナーである女性、趣味や勉強など、やるべきことを進めていく上で付き合いの長い女性との関係がぎくしゃくしはじめた。
彼女でも彼女でなくても、自分の身近にいて一緒に行動する時間が長くなっている女性との付き合い方って、なかなかむずかしいものです。相手の女性が彼女であるなら、本音を言い合って、ぶつかりあって、仲直りをすることもできるはずです。
ですが、相手の女性が彼女ではなく、仕事や学校での付き合いという場合、関係がぎくしゃくしているのを修復するのはなかなかむずかしいものがあります。他人行儀な感じで、ある程度の距離を置いて付き合ってきたつもり……という場合、心情的な問題について、つっこんだ話を切り出すにはけっこうな勇気がいるかもしれません。
女の子の一緒に行動すること、付き合うっていくことは、むずかしいものだなぁと思ったことのある男子はきっと多いはずです。今日は、彼女でも、彼女でなくても、女の子と上手に付き合っていくために必要なことについて考えていきたいと思います。
◯長く一緒にいることで、自分では気づかぬうちに相手の女の子に甘えたりしていないか考えてみる。
たとえば、不機嫌なときには彼女に話しかけられても返事をしない。「知らん」「いらん」などといった、ぶっきらぼうは返事をしている。どこかへ出かけるとき、何かをするとき、相手の女の子がまず、オレの希望を聞いてくれて「じゃあ、そうしようか」と合わせてくれている。そして、そういった彼女の行動に対して、お礼のことばや感謝の気持ちを伝えていないかもしれない。
こんなことに思い当たるときは、相手の女の子をお母さんのように頼ってしまっている状態といっても過言ではありません。「いつも気配りしてくれてありがとう」「オレに合わせてくれてありがとう」と言ってあげるのを忘れないようにしたいところです。
◯距離を取るべきところと、つっこんでいくべきところを間違えないようにする。
一緒にいて、彼女の体調がよくなさそうなときや疲れていそうなときは、「今日は早めに帰ろう」と、彼女を早く帰してあげる……といった意味で、つっこんで体調を聞いたり、疲れていないか確認したりするのはOKです。
けれど、彼女自身の問題、女の子の友だちとのケンカや仕事に関する悩みに対して、「あんな友だちと付き合わなければいいじゃん」「そんなにイヤな仕事ならやめたら」というようなことを上から目線で言ってしまう。
自分が言われたら、それはイヤだなと思うことを女の子に言ってしまうのは、間違った距離の取り方です。相手の女の子の気持ちや行動、選択を大切にし、見守ってあげるような気持ちでいることが大切です。
◯女の子には、ささいなことでも面倒がらず、正直に自分の状況や予定を説明してあげる。
状況を説明するのが面倒くさいからと言って小ウソをついたり、黙っていたりしないで、「学生時代の友人と飲み会」「明日は、◯時くらいには仕事が終わるはずだから、早く帰れると思う」と先回りで教えてあげる。
女の子に誠実な対応をしてもらいたいのであれば、自分から先に誠実な態度を取って女の子を安心させてあげる。そうすると、女の子のほうも、同じように返してくれると思います。
◯男性が「オレは100%、彼女につくしていて何でも完璧にやってあげている」と思っている男子でも、男子というだけでやってあげている度は70%くらいになってしまっていると思うようにする。
どんなにやさしくて気のきく男子でも、女の子の気遣いや心配りと比べてしまったら、なかなか100%というわけにはいきません。オレは100%がんばっている、と満足せずに、大好きな人だから、一緒にいてくれる大切な人だからやさしくしてあげたいと考えるようにしたいところです。
◯オレ今、ここをおさえておかないと後で彼女とまずいことになる……そんな予感がしたときは、どんなに疲れていようとも、面倒であろうとも、とことん相手の女の子の話を聞いてあげる。女の子の困っていることやグチ、悩みを黙って聞いてあげる。
相手の女の子に付き合って、家まで送ってあげたり、そばにいてあげたりする。そして、彼女を大切に思っているということ。何があってもオレは味方だよというところをキチンと伝えてあげる。そうすることで、女の子の信頼を勝ち得ることができるというものです。
女の子と付き合っていく、よい関係を築いていくのはなかなか手間がかかりますし、むずかしい部分がたくさんあるものです。また、女の子というものは、心が広くてやさしくて、男子をついつい甘やかしてしまうものですから、それを当然のように受け取ってしまう男性がいても、しかたないかもしれません。
ですが、自分にとって本当に大切な相手、大事にしたい女の子ならば、彼女が自分にしてくれているのと同じように誠意をもって対応し、やさしさで返してあげることが大切ではないかと思います。
女の子のほうから、一方的に愛ややさしさをあたえつづけていくだけでは、相手の女の子の心が空っぽになってしまう。すると、「この人と一緒にいると疲れる」「この人といても楽しくない」と女子から認識されてしまい、いつの間にかふたりの関係がスムーズにいかなくなってしまうものなのです。
女の子の話をじっくり聞いてあげられる、やさしく相手をいたわれる、女子の気持ちを尊重できる男性になるといいと思います。むずかしいからこそ、男性のみなさんにはぜひ、挑戦してもらいたいところです。
酒井冬雪です。女子が(これでダメだったら、もうあきらめよう)と本気で男子に気持ちを話す瞬間って、告白以外にもいろいろあるものです。これは「うん」って言わないとダメなやつだ! そこを見極められる男子でいてくれるとうれしいと思います。では、またね。