女の子というものは、たいていの場合、愛想がよくてニコニコしていて、礼儀正しくきちんとアイサツをして、誰にでも同じ態度を取っているものです。ですから、男性に気になる女子ができたとき、気になる彼女の好意が誰に向けられているのか? そこがなかなかわかりづらいというのはよくあることです。

というわけで今日は、女の子が男子に好意や好感を抱いているときの微妙な態度の変化について考えてみることにします。

◯「Aくんて、カッコいいねー」「なんでもできちゃうんだね」「クールに見えるんだけど、ホントはやさしいところが好き」というように、やたらとほめてくれる。

特に意識してやっているわけではないのですが、好きな男子を前にすると、好き好きーという気持ちがあふれでて、思ったことを口にしてしまう女の子の特徴として、大好きな彼の大好きなところを本人に伝えてしまいます。たいていの場合、自分をほめにほめまくってくれる人なんて、あまりいないと思うので、じゅうぶん好意は伝わると思うのですが、いかがでしょう。

◯気になるBちゃんは、やたらと「サイテー」「いい加減にしてよねー」「バカじゃないのー」とオレにかかってくるので、ちょっとへこんでしまうことがある。これは、前述のタイプの女の子と反対に、スナオになれない、意地っ張りな女の子がしてしまう、好きな男子への対応です。

とはいえ、女の子もバカではありませんので、バカだのアホだの言ってゆるしてくれそうな男子かどうか、この場面で言ってもOKかどうかは見極めているものです。

バーカバーカなどと口が悪くて言ってしまうタイプの女の子は、いかにもそれをゆるしてくれそうな心の広い男子を好きになっているものです。なので、好きな女の子から悪く言われても、あまり気にせず、心の大きいところをみせてあげてほしいと思います。 こういうタイプの女の子と付き合うことになったあかつきには、あなたの前だけでデレデレになるはず。恋愛が成就したら、デレデレなところをたくさん見せてもらえばいいと思います。

◯他の人の前では、ちょっと下ネタを言ってみたり、ふざけてバカなことをしたりする女の子なのに、オレの前ではそういうことをしない。好きな男子を目の前にすると、恥ずかしくて話せないだけでなく、いつもどおりの自分を出せなくなる女の子は多いものです。

通常はかなりふざけた感じの女の子なのに、好きな男子がいるとおとなしくなってしまう。「鼻水じゅるじゅるだわ」といった体調の変化も平気で口にする女子が、好きな男子の前では自分の体調のことを口にしないのはよくあることです。彼女の態度から、恥じらいを感じたら、それは「好き」だからなのかもしれません。

◯ふだんは、話している相手の目を見てきちんと話をするタイプの女の子なのに、オレと話をするときは目を合わせない。気持ちが目にあらわれてしまうのをさけるため、好きな男子とは目をあわせられず、うつむきがちで話をする女の子は多いものです。

男性は、それをされると「オレ、嫌われているのかな?」と勘違いしてしまいがちですが、女の子は嫌いな男子や苦手な男子には、どちらかというと淡々としていて、態度に出ることはなく、どうでもいいと無関心な態度を取っているものです。興味がない感じなのか、ちょっと挙動不審なのか、そのあたりを見極められるといいと思います。

◯そろそろ帰るかなぁという雰囲気、時間帯になると「そうだ、そういえばね」と話を引き延ばしたりして、なかなか帰ろうとしないことがある。

好きな男子と一緒にいるときの女の子は、帰りがたい、もっと一緒にいた気持ちが募ってしまうので、別の話を持ち出したり、他のことをしようとしたりして帰る時間を遅らせようとします。逆にいうと、そうでない相手といるときは、そそくさと帰ろうとするかもしれません。

また、飲み会など大勢で一緒にいるは、誰かお目当ての人がいる上で、帰りたくなさそうな雰囲気をかもしだしているかもしれないので、彼女のお目当ての相手が誰なのかを見極めたほうがいいと思います。

◯気になる彼女はオレではなく、オレと親しい友人とやたら仲良くしている。これはとってもフクザツな乙女心で、好きな人のそばにいたいのだけれど、照れくさくて一緒にいられない。でも、彼のそばにいたいので、彼と行動を共にすることの多い、彼の友人と仲良くしてしまおう……という気持ちです。

大好きな彼を独占している(かのように見える)友人男子がうらやましい、ねたましい気持ちも少しあって、無意識に仲が良すぎる友人男子のじゃまをしてしまおうとしている部分もなきにしもあらずです。

なぜ、オレではなくあいつに? と気にせず、親友男子だけでなく、好きな女の子を巻き込んで一緒に行動してしまえばいいと思います。

◯気づくと、いつも近くにいてオレにあれこれ心配りをしてくれている。残業していると、そっと飲み物を運んできてくれたり、初めて行く場所がわからないと思っていると、経路をメッセージで送ってくれたり、彼女はいつもオレに気を使ってくれているなぁと思う。

でも、仕事だし、もしかしたら誰にでも同じことをしているのかもしれない……と考えてしまう男子は多いものです。そんなときは「いつもありがとう。お礼に食事でもおごるよ」と彼女を誘ってみましょう。

誰にでもやっている親切なら「いえいえ、大丈夫ですよ。仕事ですから」とかなんとか言ってやさしく断られると思いますが、あなただけへのやさしさだったら、きっと顔を赤らめて「ありがとう」という感じになるはずです。

あなたに、ここまでしてくれる女子がいるのでしたら、好意がわからない……などと言わずに、さっさとふたりでお出かけにでも誘ってあげてほしいと思います。

このように、女の子の好意もやはり、人それぞれ性格それぞれで、ツンツンしてしまったり、かわいくなってしまったりイロイロあるものです。ですが、誰にでも共通するのは、好きな人のこととなると必要以上にムキになったり、聞かれると必死で否定したり、いつもの彼女ではなくなっているということ。冷静で、淡々としていて「ふうん、そうなんだー」と聞き流せないときは、好意があるときといっても過言ではないと思います。

冷静なのか、熱くなってしまうのか、そこの見分けがつくと女の子の好意はとてもわかりやすくなるはずですので、ぜひがんばって見極めて、ラブに発展させてほしいものです。

酒井冬雪です。あっと言う間に一年が過ぎてしまって、ぼーぜんとしています。来年がみなさんにとってよい年でありますよう、ひそかにお祈りしつつ、よいお年をお過ごしください。では、またねー!