好きな人、気になる人、意識してしまう人ができたときに、ついつい相手に対して不器用になってしまうというのはよくあることだと思います。好きな相手に対して、普通の友人に対する時とは違って、妙に冷たくなってしまったり、気を遣いすぎてぎこちなくなったりする人は後を絶たないものです。好きで気になる相手にも、それから周囲にいる人たちにも自分の気持ちが「バレたくない」と思っているので、できれば普通な態度を取りたいのに、それがうまくできているか自信がない。そんな問題で悩んでしまう方、多いと思います。そこで今日は、どうすれば好きで気になる相手と、普段通りに付き合うことができるのかを考えてみることにします。
みもふたもないようですが、先に言ってしまいますと、男の子が特定の女子に好意を抱いているなぁという状況は、95%の割合で周囲の女子たちにはバレている。本人は隠しているつもりでもバレバレである……と思ってもらっておいたほうがいいかもしれません。
もちろん、少数派ではありますが男性の中にも自分の感情を隠すのが上手な人もいます。その場合、およそ40%~50%の確率で好意が周辺の女子にバレてしまっていて、大抵の女の子が共通の女子友に、「ねぇねぇ、△△くんって○○ちゃんのこと好きだよね」と話してしまうため、これまたほとんどバレバレ状態。さらに、ごくまれにものすごく気持ちを隠すのがうまい、女子よりもうまい男性がいたりしますが、その場合でもとんでもなく人の気持ちを察するのが上手な女子には好意がバレてしまうものだったりします。
つきつめると、男の子というものはほとんどの場合、特定の女の子への好意的なものは外に、周囲にバレているといっても過言ではありません。とはいえ、気持ちが隠しても隠し切れないというか、隠そうと努力する姿にけなげさを感じる女子も多いのではないかと思われます。というわけで、ムリに隠そうとしたりせず、「どうせバレちゃってるんだろ」と少し開き直るくらいの気持ちになると、かえってホッとして、好きな女子にも普通な態度を取れるようになるかもしれません。
と、言葉でいうのは簡単ですが、実際にはなかなかそれを認められないの男子が多いのも事実です。「いや、おれは□□ちゃんへの気持ちがバレないようにうまくやっている」「友人の※※は▽▽ちゃんへの好意がバレバレだけど、おれは隠すのがうまいから」という具合で、「自分だけは大丈夫! 好きな女子にも普通な態度を取っている。冷静に対処している」と自負していて、バレていることに気付けない状況にある。そんな男子はたくさんいるものです。
でも、バレているんだと思ったら恥ずかしくて……という男子のために、彼女への好意がバレているかいないか問題は横に置いておき、彼女に普通に接することができているかどうか考えてみることにします。
・彼女の前ではついつい見栄をはって、自分の仕事や趣味の話(自慢っぽい)をしてしまっているかもしれない。
・彼女と一緒にいると、寒いときでもなぜだか汗をかいてしまったり、いつもより声が大きくなったりしてしまう。
・彼女と自分と2人きりのときはほとんど自分は話をしていて、彼女は聞き役ということが多い。
・彼女と一緒にいるとき、気が付くとテーブルに身を乗り出して、テーブルに両ひじのせて話をしていることが多い。でも、彼女はそうでもなくイスの背もたれによりかかっていたり、腕組みしたりしていた。
・他の女子から言われたら笑って流せるようなことでも、好きな女子から言われると、ついカッとなって言い返してしまう。
・好きな彼女にはやたらと突っかかっていったり、絡んでしまったり、目の前にすると気分の上下が激しくなってしまうかもしれない。
こういうことに当てはまっている俺がいないかどうか、彼女と一緒にいるときに冷静に自分を見てみましょう。もし当てはまっているようでしたら普通に接しているとはいえないと思います。だからといって、意識しすぎると余計に普通な態度が難しくなってしまうので、ちょっと冷静になれないいつもと違う俺を楽しんでみてはどうでしょう。そして、彼女のこと、結構好きなんだなーと認めてしまって、つっかかったり、自慢っぽい話をするのではなく、逆の態度を取ってみるとよいかもしれません。
・自分が彼女の話の聞き役になる。
・ケンカを売るかのようにかかっていくのではなく、彼女をほめたり、彼女に親切にしてあげたりする。
・彼女にはもちろん、周囲にいる女子全員に同じように平等にやさしくする。
こういった行動が取れるようになると、普段からやさしくて物腰ソフトで、女性全般にやさしい男子というイメージが定着して、特定の女子への好意がバレバレではなくなる……とまでは言いませんが、少しバレバレ感も薄れることかと思います。バレバレ感が薄まるだけでなく、彼女のほうからも「××くんって、やさしいのね」と思ってもらえること請け合いです。
今すぐに態度を変えてみようと意気込んだりせず、時間をかけて、好きな女子になぜだかケンカ腰になったり、意地悪してかかっていってしまう自分とさようならできるといいと思います。難しいかもしれませんが、好きな相手にこそやさしくしてあげる。その気持ちをもってのぞんでほしいところです。
酒井冬雪です。好きな女子には、どんな対応でもいいから注目してもらいたくてついつい意地悪してしまう……。そんな男の人、結構多いものです。でも、女の子は意地悪されたり、かかってこられたりすると、ストレートに「私のことキライなのかも」と受け取る場合が多いものです。好きな女子には、ぜひともやさしくしてあげてください。では、またねー。