「どうして彼女ができないのか」。フリーでいる時間が長かったり、ずっとフリーだったすると、時々そんな風に悩む自分がいることと思います。しかし、ここで大事なのは「時々」悩むことはあっても、いつもいつも悩んでいるわけではないということ。

いつも「彼女がほしいなぁ」と悩んでいる人は、大抵何らかのアクションを起こし、頑張って彼女をつくろうとしているものです。そして、そんな「頑張り」すぎている姿が女子には「ガッツいて」いるようにみえてしまい、なかなか彼女ができない。やれるだけのことをやって「ああ、もうダメだ」「もう、どうでもいいや」と諦め、枯れた気持ちになったころに、なぜか女の子が近づいてくるという。それで、やっと努力が報われる……。そういった経験をした男性もいることと思います。

ところが、時々しか悩んでいない人は、具体的に何らかの行動に出るわけでもなく、頑張っているわけでもないので、やっぱりどうしてもなかなか彼女ができないわけです。時々「オレって別に顔も普通だし、女の子と普通に話もできるし、そんなに女の子に嫌われるタイプでもないと思うのに、どうして彼女ができないんだろう。友人の××や△△には彼女がいるのになぁ」と悩むことはあっても、次の日になると、またその友人の××や△△と一緒に楽しく過ごしている。このままの状態では、女の子のほうから「付き合って」とタナボタ的に来てくれでもしない限り、彼女ができるはずはありません。

それでは、普通に誠実で、普通に話もできて、普通に女の子から嫌われない男子が彼女をつくるにはどうしたらいいのかを考えてみたいと思います。

1. 親しい男友だち、いつも一緒に行動している仲間に彼女ができる。自分以外の友人にはみんな彼女がいる状態になる。

こういった状況に置かれることで、「時々」彼女がいないと悩む男子は、頻繁に「彼女がいないことが辛い」と考えるようになります。そもそも、日頃から「寂しい」と思う気持ちや「ひとりぼっち」と感じる気持ちがあまりなく、男友だちと一緒にいるととても楽しいという男子ほど、「彼女がほしい」という気持ちが薄かったりするものです。

ところが、大事な男友だち全員に彼女ができると、状況は少なからず変化します。一緒に遊んでいても「オレ、帰るわ」と友人が先に帰ってしまったり、一緒にいるのにしきりに彼女からメールがきてそれに返信をしていたり、友人の心がここにあらずな状態になるわけです。

そうすると「ああ、彼女のところに行きたいんだな」とフリーなあなたも気を遣うことになるわけです。それによって、時々しか悩んでいなかったあなたも初めて「寂しい」「ヤバイかも」と危機感を覚えるようになる。

どうして、危機感を覚えるくらいまで自分の恋愛問題を放っておいたんだとつっこみたくなる気持ちもありますが、そこまでの状態にならないと動けない、1つのことにしか集中できない男子は結構いるものです。「寂しい」「ひとりぼっち」はイヤですが、そんな気持ちを経験できたのは、自分にとってはきっといいことなのです。

寂しい気持ちを知っていれば、誰かと一緒にいられることの喜びを大きく味わうことができるはず。この機会に、彼女をつくるべく、行動を起こしてほしいなと思います。

2. 周囲のプレッシャーを感じる。

ひとり暮らしなどをしている男性が30才を過ぎると、お盆や正月に帰省した際、親御さんや親戚から、「彼女はいないのか? 」「彼女でも連れてくればいいのに」といった類の質問をされたり、プレッシャーを受けたりしていることと思われます。

こういったプレッシャーには、年々変化があるものです。例えば20代後半から30才くらいまでは、「彼女はいないのか? いるなら連れてこい」と言われる。30才を過ぎた頃から、親は何も言わなくなるかわりに親戚から、「結婚しないのか? 」と聞かれる。30代半ばになると、「結婚はしないつもりなのか? 」と恐る恐る切り出されたり、結婚して子どももできた高校時代の同級生の話をしながら顔色をうかがわれるようになり、気まずくて帰省の回数が減る。

30代後半になると、「孫の顔だけでも見たい」「孫だけでもいいから、何とか」と、返答に困るような話をされたりもする。といった状況になってきて、帰省するのが億劫になり、「そういえば2、3年帰省していないなぁ」というようなことになる。

こういったプレッシャーの状況変化は、先輩男子や上司など、年代の違う男性と話をするとよく教えてもらえると思います。そんな状況をふまえて、やはりできれば心安らぐ実家に「帰りたくない」気持ちが芽生える一歩手前のところで、彼女をつくろう! と決心してほしいものです。

いずれにしろ、気づけば周囲で自分1人がロンリーという状況になる前に、親しい友人や周囲の人に「オレ、なんで彼女できないかな」と話してみて、あなたをよく知る人たちからアドバイスを受けてみてほしいものです。

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酒井冬雪です。なんで彼女(彼氏)ができないかなと思ったときに、自分で思いついた理由って的外れだったりするものです。私の場合はそもそも……。むなしくなるので、その話はまたいずれ。では、またね。