10人いたら9人の男子・男性から「かわいいなぁ」と言われるタイプの女子……いると思います。そんな女の子には、

  • キレイというよりかわいい。

  • 何もしなくてももとから茶目、茶髪。

  • 笑顔がかわいい。

  • 素直で、わからないことを何でも聞ける。

  • 妹キャラ。

といったことが共通していると思います。同じように、男性の中にも女性から「いいねぇ」と言われるタイプの男性がいます。

  • 爽やか。物腰がやわらかい。

  • 女の子の気まぐれやワガママに、いちいちカッとならずに上手に受け入れてしまえる。

  • ちょっとウカツな面が、憎めない。

  • 女の子が何を話しても、肯定的な意見を言う。

  • マメで頼れるお兄さんキャラ。

生まれつきこういった性格なので、何もしなくても女子から反感を買わずに、上手に女の子と付き合える男性もいることでしょう。しかし、そんな恵まれた才能を持つ男性はごくごく一部。ほとんどの男性は、「こういう話をすれば女の子は喜ぶかな」「こんな格好をすれば爽やかに見えるかもしれない」「頼れるところを見せるためにがんばらなくては」と何かしらの努力をして、うまくいかなかったり、失敗したり、やりすぎちゃったりして、落ち込んだ経験があるはずです。それでは、どうすれば女の子からの好感度が上がるのか、どうすればやりすぎず失敗せずに女の子からの好感度が上がるかを考えてみましょう。

まず、女の子にやさしくする、頼れる存在になろうとするあまり、やってしまいがちな失敗は、何にでも手を出す、上から目線でアドバイスをしてしまうということです。例えば、重い荷物を持ってあげなければいけない……と思うのはいいことですが、何でも持ってあげなくてはいけないわけではありません。明らかに、女の子用のものとわかる小ぶりな彼女のバッグにまでも「持つよ」と手を出してしまう。夏なので、彼女が薄手のカーディガンや上着を手にしていたら、それも持ってしまう。そこまでやってしまうと、それは「やりすぎ」になってしまいます。

特に、女性の中には自分の持ち物に触られたくないと思う人、自分のお気に入りのバッグがライナスの安心毛布代わりになっている人もいるものです。そんな女の子の持ち物に手を伸ばすと、かえってひんしゅくを買ってしまうこともありますので、持ってあげるなら買い物をした重い荷物や、予定外の持ち物など、相手の行動を見極めてやさしくしてあげてほしいところです。

また、頼られたい気持ちが強いあまり、知り合ってばかりのころや、付き合い始めて間もないころは、おとなしくて引っ込み思案な女の子にやたらと何でもしてあげるのも要注意です。女性が愛を知って強くたくましくなっていく……というのもよくあることです。それまでは、男性が何かと彼女のすることに口出ししていて、彼女のほうも男性にアドバイスを求めていたのに、秘められた自分の強さやパワーに気づいた女の子がいつの間にか彼より大人になっていた、というケースもあります。そんな彼女の変化に気づかずに、いつまでも子ども扱いしたり、上から目線でモノを言っていたりすると、女の子から、「今の私を認めてくれていない」と思われてしまう可能性もあるものです。

こういった失敗は、もともと先輩後輩から恋愛が始まったカップル、男性が女性より少し年上のカップルに顕著にみられるものでもあります。自分自身も、時が経つごとに成長していくように、彼女もどんどん成長しているのですから、そこを見逃さないよう、気をつけてあげることが大事といえましょう。

また、女の子の気まぐれや気分の変化にうまく対応できず、必要以上に気を遣って機嫌を取ろうとしたり、逆に怒ってしまったりするのも、好感度を下げてしまう対応です。機嫌が悪そうだなと思ってもあまり気にせず、ケンカをふっかけられても相手にせず、嵐がおさまるまで待つというのも大事なことです。

彼女がプリプリしている様子を見て、どうやらおなかがすいているらしい、眠たいのかもしれない、疲れているかも……と気づいたら、デートを早めに切り上げて眠れる環境をつくる、どこかのお店に入って何かを食べさせるなど、落ち着いて対処してあげるといいと思います。

一番大切なのは、好感度ばかりを意識して自分に似合わないこと、不向きなことに一生懸命になってしまうことです。

末っ子キャラなのに、お兄さんぶろうとしてしまう。マメでもないのに、最初のうちだけ必死にマメに連絡を取って、付き合いはじめたら無精者になる。そんなことをするから「釣った魚にエサをやらない」と言われてしまうのです。自分はどんなタイプかよくよく見極めた上で、できることはやるけれど、できないことにはムリをしない。そのあたりを上手に見極めて、自分にできるところから好感度を上げていってほしいと思います。

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酒井冬雪です。恋愛においての自分の長所って、なかなか自分では見極めにくいものです。恋愛体質の友人がいたら、その人に「自分のセールスポイントはどこだと思う? 」と聞いてみるといいと思います。私は若いころ、恋愛体質な友人から「気の強さが売りだよ! 」と教えてもらいました。それが本当に売りになっていたかは、いまだにナゾですが……。では、またね!