人を好きになる気持ちは、人それぞれ違っています。具体的に言いますと、例えばAちゃんがCくんを好きになったとき、「Bくんってカッコいい。見ているだけでもいいわ~」と思う。でも、BちゃんがCくんを好きになった場合は、「Bくん、マジ好き。早く仲良くなって、脈がありそうだったら告白しちゃおう」と思うかもしれません。また、AちゃんとBちゃんの中間くらいの気持ちで、「カッコいい、仲良くなりたいな」と考える人もいることでしょう。

このように、人を好きになる気持ちには色々な形があります。さらに、Cくんではなく相手がDくんだったら……、AちゃんもBちゃんもまた好きな気持ちが変化する可能性だってあるわけなのです。

恋愛問題で困ったとき、女の子に対して「こういうすればいい」という決まった対処法がなかなかみつからないのは、好きになる気持ちが違うように、同じ言葉を言われたとき、女の子それぞれで受け止め方や、感じ方が違うせいなのです。それじゃあ恋愛問題に直面したとき、例えばケンカをしたときや女の子からの文句を言われたときにどのように対応すればいいか、全くわからないじゃないかと思ってしまいますが、もちろんそんなことはありません。ある程度の「お約束」はあるのです。

彼女のいる(いた……でもいいけど)男性なら、一度は経験していると思われるのが、忙しくてなかなか彼女と会えなかったり、彼女からのメールに返信していなかったとき、女の子から、「私と仕事とどっちが大切なの? 」と言われることです。

私と仕事の「仕事」の部分は、趣味の○○やスポーツ、男同士の付き合い、好きなアイドルグループ等と置き換えが可能です。こう聞かれたら、もちろん答えはひとつしかない。そこは、「△△ちゃん(彼女の名前)に決まってるだろう」です。しかし、最近この当たり前の答えを知らずに、「えええ~」と悩んだり、信じられないことに、「う~ん、△△ちゃんは1.5番目かな~」なんて、ギャクだか本気だかわからないようなことを言ってしまう男性が増えています。

そこは「彼女」って言わないと! と言うと、「でも、本当のことを言わないのも誠実じゃないくてイヤだから」とか、「えええ、そうなんですか? 」とか。もちろん、「△△ちゃんに決まっているだろう! 」は正解ではありません。「そのわりには冷たいじゃない」 「それならどうして、メールに返信もくれないの? 仕事のメールには返信してるよね」と反論されてしまうからです。

正解ではないかもしれないけれど、そこで「彼女」と言わないと、「ほらね、やっぱり私のこと、そんなに大事に思っていないんだ」「あーあ、そうそう、こういう冷たい人なのよね。なんか疲れちゃった。そういえばG子に合コン誘われてたけど、行っちゃおうかな」なんていうように、場合によっては思われてしまっても仕方がない、というか自業自得になってしまいます。このような状況を防止するという意味で、仕事ではなく「彼女の名前」を言う。だから、答えはひとつで、お約束なのです。

このように、お約束としてこう言うべき、こう言ってほしいという場面は他にもあります。「浮気しているんじゃない? 」と聞かれたときは、「こんなに□□ちゃんが好きなのに、そんなことできるわけないだろう」と言う。よくありがちな返答例として、「そんな金もヒマもねーよ」がありますが、この言い方ですと、「お金とヒマがあったら浮気をするわけ? 」と女の子に突っ込まれてしまいます。だから、やっぱり「□□ちゃんがこんなに好きなのに、浮気なんてありえない」と、答えはひとつです。

彼女や友だちの女の子が好きな話題、例えば占いなどの話を否定したり反論したりするのも、あまりよろしくありません。たとえ、興味がなかったとしても、「うん、うん」「へええ~」「わかる、わかる」と肯定してあげるのがお約束だと思います。仕事や恋愛の相談を持ちかけられた場合もしかりです。何か自分なりの意見を言って、賢いところを見せたい気持ちもわかりますが、まずはうなずいて話を聞く。彼女を認めてあげることが大切です。それがあるとアドバイスや少し耳が痛いような意見も素直に聞けるのは、女性も男性も同じはずです。

自分自身、彼女から仕事や趣味のことで批判をされたり、反論されたりしていないな、と思うのでしたら、彼女にも同じように「受け入れる」姿勢を見せてあげるのがお約束かなと思います。男性にもきっと、女の子からこうは言われたくないな、こうされたらヘコむというセリフや行動があることでしょう。それをされたくないのでしたら、まずは自分も女の子にイヤなことをしない。そのためには、お約束を言うべきか否かという部分を見極めつつ、女の子が言ってほしいと思う言葉を言ってあげてほしいものです。

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酒井冬雪です。先日、友人から某ショップのペーパーバッグのイラストが『NARUTO』になってるとメールをもらいました。その日はバタバタしていて、お店に入ったのは閉店間際。しかし、お店から出ていく人は誰もそのペーパーバッグを持っていません。不安になって店員さんに聞いたところ「もう終了しました。次回は未定です」と。『ONE PIECE』のペーパーバッグは手に入ったのに、なぜ、よりにもよって『NARUTO』を逃した私……と、いまだにひきずっている自分は一体何なんでしょう。……では、またね。