「彼女がほしい! 」「彼氏がほしい!! 」と思い、あれこれ努力している(もしくは、努力しようと考えている最中)のだけれど、なかなか恋人ができない……。そんなお悩みを持っている方は、意外と多いものです。
恋愛問題には、自分では状況がわからなかったりするのに、ハタから見ると「ふ~む、なるほど」と、状況がよく見えてしまうという不思議な現象があります。たとえば、あなた自身が付き合ってもあまりうまくいきそうにない相手のことであれこれ悩んでいるとき、そんなに恋愛経験が多くない親友でも、「あの女の子はなんだか性格が冷たそうだし、うまくいかないんじゃないか」と気付いていたりする。またその反対に、親友がある人を好きになって悩んでいるときに、あなた的には「いや、どう考えても、あの子はまずいでしょ」と思っていて、実際に結果はあなたの予想どおりになる。そういうことって、よくあると思います。
恋愛以前の「彼女がほしいのに、どうしてできないんだろう」という時期もそれと同様で、当の本人は必死にがんばっているのだけれど、ハタから見ると、それはちょっと……という状況があったりするのです。恋愛以前に、彼女(彼氏)がほしくて、あれこれがんばっているのだけどなかなか恋人ができない人には、こういった特徴があります。
彼女がほしいと言ってはいるけれど、「本当に彼女ほしいの? 」と聞いてみたくなる感じ。恋愛に対しての本気度や優先順位が低そうにみえる。
あまりにも恋人がほしそうで、すごく切羽詰っている感じがして、相手の人が引いてしまいそう。
恋愛がイベントのようで、「恋に恋したいのかなぁ」というふうに見える。恋愛にテイクばかりを求めて、ギブな気持ちはあまりなさそう。
大まかに、この3つのタイプに分かれていると言っていいと思います。具体的に言うと、1のタイプの人は、「どう見ても友だち付き合いや仕事、趣味生活も充実しているのに、恋人だけがいない状態が数年間つづいてしまった。そんな中、周囲の友人に恋人ができたので、ちょっと焦ってしまい、自分も恋愛問題をあらためて考え直してしまった」というような場合が多いようです。
その上、容姿に恵まれていて、恋愛をしようと思えばできるという自信や経験値があったりする人も結構います。こういった状況で恋人探しをしても、結局のところ、自分ではそんなつもりはなくても恋愛は仕事や趣味、同性の友だちとの付き合いよりも優先順位が低くなってしまうので、どうしてもいざというときのチャンスや、「ここでOKしておけば」といったトキメキの瞬間を逃してしまいがちになります。
2のタイプの人は1とは反対で、どういう理由かはわかりませんが、とにかく恋人がほしくて焦っている状況です。そのため、合コンや婚活パーティーへ行っても、自己アピールをしすぎてしまったり、必要以上に前へ出てしまったり、はしゃいでしまったりで、周囲から、「自分、自分で、相手の気持ちを考えない人なのね」と、本当はそうでなくても勘違いされてしまいます。
この状況にハマってしまったら、ツキモノが落ちてくれるのを待つほかありません。やるだけのことをやっても結果が出ず、ガクゼンとして落ち込み「もう、なんでもいいや」となったときに、ひょいと恋人ができたりします。ある意味、1のタイプの人よりは本気でがんばっている分、最後に結果がついてくる可能性は高いといえます。がんばってがんばって、がんばりすぎて肩の力が抜けてしまうというときが来るまで、がんばり続けてみてほしいものです。
3の方は、恋に恋していてもかまわないので、とにかく恋人(恋人ではなく異性の友人でもよい)と会う時間を増やし、ケンカをするなどしてみましょう。普段から、友人ともメールでばかりやりとりをしている人は、恋人や恋人未満な相手にはあえて電話で連絡を取ってみるといいと思います。
そして、ケンカっぽい状況が苦手で、ついガマンをしたり、引いてしまう傾向があるのなら、自分の気持ちを正直に言ってみたり、感情を相手にぶつけてみる……ということを心がけてみてほしいものです。つらいし、慣れないし、大変なことかもしれませんが、あえてやってみてほしいものです。
そうすると、女性は男性のことを「男の人って、心が広くてやさしいんだ。これくらいなら許してくれるんだ」と気付けますし、男性は女性から「今まで、本心がなかなか見えなくて不安だった。自分の気持ちを言ってくれてありがとう」と言ってもらえる、思ってもらえる……ということがよくあったりします。
異性のことがよくわかってくると、恋に恋する気持ちも、いつの間にか本物の恋心に変わっていくものです。ぜひ、臆病にならずに、相手に自分の気持ちをぶつけてみてほしいなと思います。
1のタイプの人ですが、もし「自分にそういう傾向がありそう……」と思ったら、まずは「オレには本当に恋人が必要なのか? 」と自問自答してみるといいかもしれません。どう考えても、どうしても恋人がほしいのでしたら、2のタイプの人のように、ひたむきにがむしゃらに出会いの場を求めたり、自分をアピールしたり、がんばって恋愛の優先順位を1位にあげてみましょう。その上で、やっぱり肩の力が抜けたときに、恋人ができるはずです、たぶん……。
酒井冬雪です。暑いので、夜は「どう森」中です。虫取りはヘタだけど、釣りは得意なのでシャークを釣って楽しんでいます。では、みなさま、よいお盆休みをお過ごしください。