出会いの場……というと、思い浮かぶのは友だちの紹介、学生時代の知り合いとの再会、合コン、社内恋愛ぐらいしか思い浮かばない。という人は多いと思います。
しかし、テレ屋さんなので、友だちに、
「誰か、いい人がいたら紹介してくれないかな?」
なんて頼めないよなぁ。というか、オレの友だちも、きっと女の子を紹介しようか? なんていうタイプではないし、という人もいることでしょう。
また、学生時代の知り合いや昔の知人との再会なんて、偶然に都合よくあることではないから、こちらからそういった機会をつくらないといけないことになります。
もともと、マメな性格で、イロイロなタイプの友人と常に連絡を取り合っていたというならまだしも、こんな無精者が急に、
「元気?」なんて連絡をしたら、
「何? どうしたの? 何かあった?」と、向こうにビックリされてしまうそうだし……と、そんな心配をしてしまう人は、きっと旧友に気軽に連絡なんて取れないはずです。
それじゃ……合コン。合コンって、いったいメンバーは誰を呼べばいいんだ? 女の子は誰に声をかけて、どんな人達を集めてもらえばいい? だいたい、オレが幹事をしたら「幹事ってキャラじゃないよね」と周囲から思われそうだし。
つまるところ、もともと社交的で誰とでも気軽に付き合える人ならば、出会いの場をたくさんつくっていくことができるだろうけれど、シャイで人付き合いが苦手で、ちょっとしたこれでクヨクヨしてしまう性格だと、出会いの場は本当に限られてしまう。
というわけで「女の子との出会いの場なんて、なかなかないよな」と思う男性は、けっこう多いことでしょう。
それでは、そんなシャイな男性は、どうやって女の子と知り合っていけばいいのかといいますと、やはり、まずは身近なところをもう一度見回してみることが大事です。
同期の○○さん、彼氏がいないみたいだし、あまり仲良く話したことはないけれど、やさしいし、かわいいし、いい人だよな。というふうに、身近にいるものの(身近にいすぎて)、恋愛対象として見たことがなかった人のことを「この人が彼女だったら、どうだろう」と考えてみるといいと思います。
また、女性に人気がある男性の上司や女性からモテる男子の先輩に、
「◇◇さんだったら、うちの会社(部署でもいい)のどの女の人と付き合ってみたいと思います?」
と聞いてみるといいと思います。いや、自分はそんなことを男性の上司や先輩に聞けるようなキャラじゃない、というのであれば、後輩や同僚の男性をうながして、かわりに聞いてもらってもいいかもしれません。
すると、あなたがまったく目をつけていなかった女の子の名前を挙げて、
「そうだなぁ、うちの部署の女の子だったら、××さんと付き合ってみたい」
と教えてくれるはずです。意外とビックリする名前が挙がってきたりしますので、
「どうしてそう思うんですか?」
と理由も聞いてみるといいでしょう。きっと、
「うーん。口は悪いけど、よく見るとけっこう面倒見がいいっていうか、つくすタイプだよね、あの人は」とか、
「外見は地味かもしれないけど、話をするとおもしろいし、すごく周りに気を遣ってる人だから」とか、
こちらが思わず「へぇ~っ」と驚くような意見を言ってくれるはずです。そんなふうに、違った角度から身近にいる女性を見直してみると、きっと新しい発見があることと思います。
「でもなぁ、やっぱり同じ会社の人はちょっと……」と社内恋愛や、知り合いすぎる相手との恋愛には、ちょっと気が向かないという人もいることでしょう。
そうなると……合コンや友だちの紹介といった出会い、自分とは離れた職業、少し遠い人間関係の出会いの場を探さなくてはなりません。
「だけど、合コンって、ほとんどの場合、その場限りの恋愛で終わってしまうことが多いんじゃないの」
と、経験から学んでしまった人は多いはずです。そんなときは、合コンを工夫してみるといいかなと思います。
最近は、朝食婚活やランチ婚活、スポーツ婚活、バーベキュー婚活といった、趣味や自由に使える時間帯を考慮した婚活があります。
こういった婚活のあり方を合コンにも応用して、ボランティア活動がてらの合コン、スポーツ観戦がてらの合コン、図書館(マンガ喫茶でもいいけど)に行く合コン、ボードゲームをする合コンというように、何か共通の事柄に興味を持っていて、会話の糸口がある合コンをセッティングしてみるというわけです。
そこで、問題なのが「やっぱり幹事は誰がするんだろうか」という点ですが、そこは発案者が引き受けてほしいところです。
ぜひ、友だちと話し合って、おもしろい合コンをセッティングしてみてほしいなと思います。
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酒井冬雪です。寄席に行く合コン、屋形船に乗る合コン、ジャンプフェスタに行く合コンっていうのも、いいかなと思います。では、またね。